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メルセデスベンツがNutanixのハイパーコンバージドインフラストラクチャーでイノベーションを推進

この大手自動車メーカーは、プロセスの合理化、時間の節約、およびコスト削減を達成するため、世界中でNutanixの導入を進めています

業界

製造業

メリット

  • データセンタースペースの大幅な縮小
  • コスト削減
  • ワンクリックのアップグレードツールによる、より迅速なアップグレード
  • レガシーシステムと比較してインストールが5倍速
  • Nutanix CalmおよびNutanix Karbonによるプロセスの容易な自動化
  • よりシンプルな管理とユーザーフレンドリーなインターフェースは、ITチームの時間節約を実現
  • Nutanixの迅速かつ効率的な顧客サポート
  • 好結果となったことで、メルセデスベンツの世界中のその他の部門でもNutanixの更なる導入が決定

導入の背景

シンプルな操作性

Coral氏と彼のチームは、Nutanixのインターフェイスが非常にユーザーフレンドリーであることに気づきました。「インストール部分とプロビジョニングは非常に静かで、非常に速く、必要な機能はすべてすでに組み込まれています」と説明しています。「内部セキュリティ機能もシンプルで使いやすく、非常に高速です。非常に面白いツールです」

Coral氏は次のように振り返っています。「Nutanixの話を聞いてからすぐに、これは社内で試す必要のある、興味深いソリューションだという認識を持ちました。Nutanixの環境は、アプリケーションだけでなく、インフラストラクチャーを含めて非常によく開発されており、私たちが必要としていたシンプルさ、またその他のあらゆる点を満たしてくれたのです。」

Aníbal Ulisses Coral氏、メルセデス・ベンツのブラジル法人 (Mercedes-Benz do Brasil Ltda.) ITインフラストラクチャーアーキテクト

ソリューション

Coral氏と彼のチームは、Nutanixの可能性をすぐに理解しました。

Nutanixを紹介されてすぐに、『これは面白いソリューションがあるから社内でテストしてみよう』と思いました」とCoral氏は説明します。「アプリケーションだけでなく、インフラも含めて環境がよく整備されており、シンプルで必要なものすべてが提供されていることがわかりました」。メルセデス・ベンツチームのテストと評価の結果、Nutanix Hyperconverged Infrastructure(HCI)の導入が決定されました。

「9台のノードを購入し、2つのデータセンターで可用性を持つように設定しました」とCoral氏は言います。「そうすれば、片方がダウンしても、もう片方ですべてを稼働させることができます。非常に迅速にNutanixを導入し、環境をすべてインストールし、すでに動作するようにすることができました。私たちはこのソリューションに非常に満足しています。

顧客の成果

使い勝手の良さ

Coral氏と彼のチームは、Nutanixのインターフェースが非常にユーザーフレンドリーであることに気付きました。「インストールとプロビジョニングの部分はとてもスムースで非常に素早いほか、必要としたあらゆる機能が既にビルトインされています」とCoral氏は説明します。「内部セキュリティ機能は使い勝手がシンプルで、非常に素早いのです。とても興味深いツールです。」

Coral氏は、Nutanix Universityを活かして独自に学習を進めています。Nutanix Universityでは、お客様が仮想化およびソフトウェア定義データセンターを最大限に生かせるよう、Nutanixが提供する教育目的の幅広いビデオを活用できます。

データセンタースペースの削減

Nutanixを通じて、メルセデスベンツのITチームはデータセンターの大量のスペースを節約できるようになりました。「かつてはハーフラックまたはフルラックを利用していたソリューションにおいて、現在はラック4本、またクラスタ4つのみを利用しています」とCoral氏。「相当な量のスペースを削減することができています。」

コスト削減

Coral氏と彼のチームは、Nutanixがレガシープロバイダーよりも多くのコスト削減を実現できる点に満足しています。「ブラジルでは、常にコスト削減できるソリューションを探し求めています。ライセンシングコストを排除できれば、支出を減らして現金を増やすことにつながります。」

より素早いアップグレードとインストール

Nutanixのおかげで、メルセデスベンツのITチームは沢山の時間の節約につながる機能を活用できています。かつては6時間を要していたアップグレードも、今や30分未満で完了できます。もう1つの主な利点は、ワンクリックのアップグレードツールです。Nutanixは、長々とした開発プロジェクトを必要とすることなく、自動的に拡張機能を追加することで、ITチームが他のビジネス機能に専念するための時間を作り出します。

Coral氏にとって、インストールの速さも喜びの1つです。「例えば、Linuxシステムを展開する際、Nutanixの環境は比類なきスピードを示します。恐らく、レガシーシステムを利用していた頃と比べて、今ではインストールに費やす時間が5分の1にまで減ったと思います。本当に早いのです。」

プロセスの自動化

また、Coral氏は、主な技術的タスクを実行する際のNutanixソリューションのスピードにも満足しています。「Calmでは、サーバーの構築に必要なあらゆる活動を自動化できます。自動化ブループリントの利用を通じて、このプロセスで相当な俊敏性が実現できました。この環境は、私にとって完璧に機能しています。」

かつては、Coral氏がクラスタをセットアップしようとすると3~4日かかりました。Nutanix Karbonを使用している現在は、状況が大きく変わりました。「2、3点の情報を入力するだけで、20分もすれば高可用性のクラスタと複数のマシンが非常に簡単に手に入ります。」「これで、インフラストラクチャーはNutanixに任せて、私はビジネス面の取り組みにフォーカスできます。」

ITチームのために時間を節約

Nutanixの導入以前、Coral氏と彼のチームはサーバー、SANネットワーク、およびストレージからなる3Tier構造の環境を利用していました。当時は、サーバーの管理に1つのチーム、またSANネットワークとストレージの管理には別のチームを必要としていました。

「Nutanixであれば、このように別々のチームを抱える必要がありません」とCoral氏は述べます。「1人で環境全体を運用できるのです。運用は簡単で、インターフェースはユーザーフレンドリーなため、ノード数が3個または100個のクラスタであっても、1人のチームメンバーが大した労力をかけることなく対処できます。」

レガシーシステムの問題を解決

Coral氏は、かつてレガシーシステムで経験していた多数の問題も、今ではなくなったと言います。「Nutanixが導入された結果、以前の環境で頭を悩ませていた問題が解決されました。分かりやすい例を挙げるならば、仮想マシンのインストール時間は75%削減され、サーバーの再起動には僅か3秒しかかからないのです。」

効率的な顧客サービス

Coral氏とメルセデスベンツのITチームは、Nutanixから受ける顧客サービスが突出していると感じています。

「彼らのサポートは常に最高です」とCoral氏は言います。「オンライン上でチケットを開いてから5分足らずで、私の問題の解決を割り当てられたエンジニアと電話で話していました。」このように、Nutanixは他社よりも一歩抜きんでています。」

期待に応える

また、メルセデスベンツのITチームは、Nutanixソリューションが彼らの期待通りに機能していることに大きな喜びを感じています。「最初の頃、私たちは『ひとまず信用して、やってみようじゃないか』と言っていました」とCoral氏は説明します。「その結果、あらゆる面で約束された通りの内容が実現されました。素早い顧客サポートやシステムのシンプルさ。そして、最も大きな感動を覚えたのは、乗り換え前に説明されていた通りの内容が存在し、実際に機能するということでした。」

メルセデスベンツにおけるNutanixの更なる導入

メルセデスベンツにとって、Nutanix HCIの実装は先駆的なプロジェクトでした。当時、ブラジルはNutanixのハイパーバイザー (AHV) を利用していた唯一の国でした。現在は、実証済みの好結果を目の当たりにしたことで、メルセデスベンツの複数の子会社もAHVのテストおよび利用に関心を持ち始めています。

Coral氏は、彼同様にNutanixに心を躍らせる人たちが増えたことを喜んでいます。「私は、Nutanixを全面的に信頼していました。Nutanixがソリューションに関する丁寧な説明をしてくれたため、私たちは自信を持ってAHVに乗り換えることができました。今では、誰もがこのやり方に倣っています。」

次のステップ

メルセデスベンツは、今後もそのビジネスを通じてイノベーションを推進できる、新しいテクノロジーを評価していく予定です。現在、同社はクラウド型トランシップ向けにFlowネットワーキングとNutanixのネットワークオートメーションを検討しています。

Mercedes-Benz do Brasil Ltda.では、NutanixとのDevOpsプロセスが開始されています。現時点では同システムに4つのサーバーがあり、これを80まで増やす予定です。Coral氏は、次のように解説しています。「Nutanixでは、より俊敏な開発プロセスが手に入るため、当社のアプリでアップデートや新機能をより迅速に提供できるようになりました。このような点は全て、エンドユーザーにとって大きなメリットとなるものの、彼らの目に見える形では現れません。」

メルセデスベンツがイノベーションを続ける中、Nutanixは同社を側でサポートできることに誇りを感じています。「顧客のITビジネスを高めるため、可能な限りのテクノロジーを駆使して最高の仕事をしたいと考えています」と述べるのは、ブラジルのNutanixでゼネラルマネージャーを務めるLeonel Oliveira氏。「メルセデスベンツの先駆的なプロジェクトは、デジタルの新たな時代に向けて踏み出す大きな一歩であり、今後もさらに成長させたいと考えています。」