サポートポリシーおよび FAQ

本ページは Support Policies and FAQs(Support Policies and FAQs (nutanix.com))の参考和訳です。日本のお客さまやパートナーさまが内容を理解しやすいように、ご参考のため掲載するものであり、それ以外の目的のためのご利用や法的効力を生じさせることを意図しておりません。本ページの記載内容と Support Policies and FAQs の記載内容に齟齬がある場合は、Support Policies and FAQs の記載内容が優先します。

Nutanix のサポートポリシー、利用規約、FAQ:各セクションを開いてご覧ください

Nutanix は、高品質でサポート可能な製品をお客さまに提供することをめざして日々業務に取り組んでいます。テクノロジーの急速な変化に伴い、新たな製品やインテグレーションの導入、新機能やアップグレードの推進が活性化すると同時に、古い製品の使用を停止する必要性が高まっています。Nutanix では、製品の保守サポート終了(EOSL)および、製品のライフサイクル終了(EOL)ポリシーを定め、このような変化に対応しています。本ポリシーは、製品のリリース、サポートサイクル、ライフサイクルの終了に加えて、Nutanix がサポートするハードウェアプラットフォームのハードウェア互換性についても説明しています。また、製品の EOSL、EOL に関する Nutanix のアプローチについても明らかにしています。ソフトウェアおよび製品サポートサービスの EOL ポリシーは、アクティブなサポート契約(「サポートサービス」)を締結しているお客さまにのみ適用されます。本ポリシーで使用される主要な用語は、Nutanix ライセンスおよびサービス契約または、以下の「ポリシー定義」のセクションで定義されています。

1. ソフトウェアのバージョン番号

ソフトウェアのバージョンは、Nutanix 独自の判断により決定し、「X.Y.Z.n」 の形式で表現されます。

  • X:メジャーリリースのバージョン番号
  • Y:マイナーリリースのバージョン番号
  • Z:メンテナンスリリースのバージョン番号
  • n:パッチリリースのバージョン番号

2. ソフトウェア EOSL ポリシー

2.1 AOS

  • 概要:Nutanix AOS リリースおよび関連する EOSL ポリシーは、AHV、Foundation、Nutanix Guest Tools(NGT)、Flow Networking Security(FNS)、Nutanix Cluster Check(NCC)など、他のソフトウェア製品にも適用されます。ただし、一部の Nutanix 製品には異なるポリシーが適用されることがあり、その詳細については他のセクションで説明しています。
  • 保守・トラブルシューティング:
    • 各アップグレードファミリーは、アップグレードのリリース日から 15 か月間、保守の対象となります。
    • 15 か月の保守期間が終了した時点で、各アップグレードファミリーは、その後 9 か月間、トラブルシューティングの対象となります。
    • アップデートが利用可能になると、同一のアップグレードファミリーの以前のアップデートは、保守対象外となります。
    • 例:Nutanix が 2024 年 12 月 11 日に AOS 7.0 をリリースした場合は、AOS 7.0 アップグレードファミリーは 2026 年 3 月 31 日まで保守の対象となり、2026 年 12 月 31 日までトラブルシューティングが提供されます。

2.2 Prism Central(PC)

  • 概要:PC のリリースおよび関連する EOSL ポリシーは、Self Service、Microservices Platform(MSP)、Objects Manager、Files Manager、Flow Virtual Networking(FVN)、Flow Networking Security(FNS)、Nutanix Cluster Check(NCC)など、Nutanix の他のソフトウェア製品にも適用されます。ただし、一部の Nutanix 製品には異なるポリシーが適用されることがあり、その詳細については他のセクションで説明しています。
  • 保守・トラブルシューティング:
    • 各アップグレードファミリーは、アップグレードのリリース日から 15 か月間、保守の対象となります。
    • 15 か月の保守期間が終了した時点で、各アップグレードファミリーは、その後 9 か月間、トラブルシューティングの対象となります。
    • アップデートが利用可能になると、同一のアップグレードファミリーの以前のアップデートは、保守対象外となります。
    • 例:Nutanix が 2024 年 12 月 11 日に PC 2024.3 をリリースした場合は、PC 2024.3 アップグレードファミリーは 2026 年 3 月 31 日まで保守の対象となり、2026 年 12 月 31 日までトラブルシューティングが提供されます。

2.3 Nutanix Files.

  • 保守・トラブルシューティング:
    • 各アップグレードファミリーは、次期アップグレードリリースの発表日から 3 か月間、保守の対象となります。
    • 3 か月の保守期間が終了した時点で、各アップグレードファミリーは、その後 9 か月間、トラブルシューティングの対象となります。
    • アップデートが利用可能になると、同一のアップグレードファミリーの以前のアップデートは、保守対象外となります。
    • 例:Nutanix が 2022 年 9 月 28 日に Files 4.2 をリリースし、2023 年 4 月 24 日に Files 4.3 をリリースした場合は、Files 4.2 アップグレードファミリーは 2023 年 7 月 31 日まで保守の対象となり、2024 年 4 月 30 日までトラブルシューティングが提供されます。

2.4 Nutanix Objects

  • 保守・トラブルシューティング:
    • 各アップグレードファミリーは、次期アップグレードリリースの発表日から 3 か月間、保守の対象となります。
    • 3 か月の保守期間が終了した時点で、各アップグレードファミリーは、その後 9 か月間、トラブルシューティングの対象となります。
    • アップデートが利用可能になると、同一のアップグレードファミリーの以前のアップデートは、保守対象外となります。
    • 例:Nutanix が 2023 年 4 月 11 日に Objects 4.0 をリリースし、2023 年 6 月 26 日に Objects 4.1 をリリースした場合は、Objects 4.0 アップグレードファミリーは 2023 年 9 月 30 日まで保守の対象となり、2024 年 6 月 30 日までトラブルシューティングが提供されます。

2.5 Nutanix Database Service(NDB)

  • 保守・トラブルシューティング
    • アップデートが利用可能になると、以前のアップグレードファミリーが保守の対象ではなくなります。
    • 各アップグレードファミリーは、次期アップグレードリリースの発表日から 12 か月間のみ、トラブルシューティングの対象となります。
    • アップデートが利用可能になると、同一のアップグレードファミリーの以前のアップデートは、保守対象外となります。
    • 例:Nutanix が 2022 年 1 月 24 日に NDB 2.4 をリリースし、2022 年 10 月 3 日に NDB 2.5 をリリースした場合は、その時点で NDB 2.4 アップグレードファミリーの保守は終了し、トラブルシューティングは、2023 年 10 月 31 日までの提供となります。

2.6 Life Cycle Manager(LCM)

  • 保守・トラブルシューティング:
    • アップデートが利用可能になると、以前のアップグレードファミリーが保守の対象ではなくなります。
    • アップデートが利用可能になると、同一のアップグレードファミリーの以前のアップデートは、保守対象外となります。

2.7 Nutanix CSI Volume Driver

  • 保守・トラブルシューティング:
    • 各アップグレードファミリーは、次期アップグレードリリースの発表日から 3 か月間、保守の対象となります。
    • 3 か月の保守期間が終了した時点で、各アップグレードファミリーは、その後 9 か月間、トラブルシューティングの対象となります。
    • アップデートが利用可能になると、同一のアップグレードファミリーの以前のアップデートは、保守対象外となります。
    • 例:Nutanix が 2022 年 2 月 16 日に CSI ボリュームドライバー 2.5.1 をリリースし、2022 年 10 月 25 日に CSI ボリュームドライバー 2.6.0 をリリースした場合は、CSI ボリュームドライバー 2.5 アップグレードファミリーの保守期間は 2023 年 1 月 31 日まで継続し、トラブルシューティングは 2023 年 10 月 31 日まで提供されます。

2.8 Nutanix Data Services for Kubernetes (NDK)

  • 保守・トラブルシューティング:
    • アップデートが利用可能になると、以前のアップグレードファミリーが保守の対象ではなくなります。
    • 各アップグレードファミリーは、次期アップグレードリリースの発表日から 12 か月間のみ、トラブルシューティングの対象となります。
    • アップデートが利用可能になると、同一のアップグレードファミリーの以前のアップデートは、保守対象外となります。

2.9 Nutanix Kubernetes Platform (NKP)

  • 保守・トラブルシューティング:
    • 現行のアップグレードファミリーおよび過去の 2 つのアップグレードファミリーが保守の対象となります。
    • 新しいアップグレードが利用可能になると、それ以前の N-3 アップグレードファミリーの保守は終了し、その後 6 か月間はトラブルシューティングのみ提供されます。
    • 例:Nutanix が 2024 年 9 月に NKP 2.14 をリリースした場合は、NKP 2.12 および NKP 2.13 のアップグレードファミリーの保守は、NKP 2.14 のアップグレードファミリーと同様に継続します。その後、Nutanix が 2025 年 1 月に NKP 2.15 をリリースした場合は、NKP 2.12 アップグレードファミリーの保守は終了し、2025 年 7 月 30 日までトラブルシューティングのみ提供されます。

2.10 Nutanix Enterprise AI (NAI)

  • 保守・トラブルシューティング
    • 各アップグレードファミリーは、次期アップグレードリリースの発表日から 3 か月間、保守の対象となります。
    • 3 か月の保守期間が終了した時点で、各アップグレードファミリーは、その後 9 か月間、トラブルシューティングの対象となります。
    • アップデートが利用可能になると、同一のアップグレードファミリーの以前のアップデートは、保守対象外となります。
    • 例:Nutanix が 2024 年 5 月 21 日に NAI 1.9 をリリースし、2024 年 11 月 11 日に NAI 2.0 をリリースした場合は、NAI 1.9 アップグレードファミリーの保守機関は 2025 年 2 月 28 日まで継続し、トラブルシューティングは 2025 年 11 月 30 日まで提供されます。

2.11 Nutanix Move

  • 保守・トラブルシューティング
    • アップグレードが利用可能になると、以前のアップグレードファミリーは、保守対象外となります。
    • 各アップグレードファミリーは、次期アップグレードリリースの発表日から 12 か月間のみ、トラブルシューティングの対象となります。
    • アップデートが利用可能になると、同一のアップグレードファミリーの以前のアップデートは、保守対象外となります。

3. 予想されるソフトウェアリリースの頻度

3.1 AOS

  • 通常、アップグレードは、6~9か月ごとに提供されます。
  • 通常、アップデートは、4~6 週毎に利用可能になります。
  • さらに、パッチリリースのみが含まれたアップデートは、必要に応じて利用可能になります。

3.2 Prism Central(PC)

  • 通常、アップグレードは、6~9か月ごとに提供されます。
  • 通常、アップデートは、4~6 週毎に利用可能になります。
  • さらに、パッチリリースのみが含まれたアップデートは、必要に応じて利用可能になります。

3.3 Nutanix Files

  • 通常、アップグレードは、6~9か月ごとに提供されます。
  • 通常、アップデートは、6~8 週毎に利用可能になります。
  • さらに、パッチリリースのみが含まれたアップデートは、必要に応じて利用可能になります。

3.4 Nutanix Objects

  • 通常、アップグレードは3~6カ月ごとに提供されます。
  • 通常、アップデートは、6~8 週毎に利用可能になります。
  • さらに、パッチリリースのみが含まれたアップデートは、必要に応じて利用可能になります。

3.5 Nutanix Database Service(NDB)

  • 通常、アップグレードは、3~9か月ごとに提供されます。
  • アップデートは、必要に応じて利用可能になります。

4. AOS との互換性

4.1 Prism Central(PC)

  • 各 Prism Central アップグレードファミリーは、現行および過去の 2 つのアクティブな AOS アップグレードファミリーと互換性があります。
  • ソフトウェア製品の互換性および相互運用性については、ソフトウェアの相互運用性Nutanixサポートポータル)のページをご覧ください。

4.2 Nutanix Database Service(NDB)

5. ソフトウェアサポートの概要

サポートサービスの提供一般提供(GA)保守終了(EOM)ソフトウェア保守終了(EOSL)ソフトウェア
アップデート、アップグレード   
メンテナンスリリース、セキュリティパッチ、バグ修正   
新機能、拡張機能   
サードパーティの新製品、新バージョンの認定   
Nutanix の新製品、新バージョンの認定   
新しいハードウェアのサポート   
原因の分析*   
Nutanix サポートラボにおける問題の再現   
応答時間 SLA   
サポート契約更新   
サポートリクエストの作成**Web、電話Web および電話
 
問題の回避策   
ナレッジベースへのアクセス   

* システムの可用性に影響を与えるインシデントが発生した場合には、お客さまのご要望に応じて Mission Critical 優先度 1 のサポートリクエストに対する根本原因分析を行います。

* * Nutanix は、EOSL に達した製品のサポートを提供していません。ただし、有効な延長サポート契約を締結しているプラットフォームのハードウェアサポート、または EOSL バージョンからサポート対象バージョンへのアップグレードに関連するソフトウェアサポートは例外です。

6. ハードウェア互換性ガイドライン

互換性のあるハードウェアプラットフォーム(「承認済みプラットフォーム」)は、 こちらの Nutanix ハードウェア互換性リストのハードウェア互換性リスト(「HCL」)に記載されています。HCL に記載された承認済みプラットフォームは、当該プラットフォームのバージョンおよびプラットフォームに含まれたコンポーネントのみを対象としています。承認済みプラットフォームに関しては、以下のガイダンスが適用されます。

  • Nutanix は、定期的に HCL に対して「認証済みプラットフォーム」となったプラットフォームを追加します。
  • プラットフォームが認証済みプラットフォームとなった時点(日付)で、Nutanix は特別に明記がない限り、EOL 以前の該当する認証済みプラットフォームと互換性ある LTS リリースを提供することに同意します(下位互換性を含む)。前文は、お客さまがアップグレードに該当するあらゆる LTS リリースをサポート対象期間中にインストールしたことを前提とします。
  • 上記誓約にかかわらず、承認済みプラットフォームが、その後メーカーによりライフサイクル終了(EOL)またはサポート対象外となった場合には、Nutanix は、当該承認済みプラットフォーム向け LTS リリースを提供する義務を負いません。
  • Nutanix は、お客さまが、保守サービス契約を締結しているハードウェアプラットフォーム上に Nutanix のソフトウェアをデプロイすることを強く推奨します。

7. 製品ライフサイクルの終了(EOL)

Nutanix は、市場のニーズ、技術革新、あるいは、より優れた技術で製品や機能を置き換える必要性など、さまざまな理由により、特定の製品の提供を終了する場合があります。Nutanix は、製品ライフサイクルの終了(EOL)が、お客さまの Nutanix クラウドプラットフォームのデプロイメントに及ぼす影響を十分に考慮すべきであることを理解しています。Nutanix は、製品や主要機能の EOL について、合理的な事前通知を行い、他の Nutanix 製品や移行計画を含む代替案を提供することをお約束します。製品や機能の EOL に関する具体的なご質問は、Nutanix アカウントエグゼクティブまたは Nutanix チャネルパートナーにお問い合わせください。

ポリシーの定義

ドキュメント:ポータルのドキュメンテーションセクション(https://portal.nutanix.com/page/documents/list?type=software)に記載されている Nutanix 製品に関する、Nutanix が提供する情報を意味します。

ライフサイクル終了(EOL)またはサポートサービス終了(EOSL):製品が適切なサポートを受ける資格を有する最後の日付となります。この日付を過ぎると、アクティブな延長サポート契約がない限り、製品に対する一切のサポートが利用できなくなります。 

保守終了(EOM):Nutanix がトラブルシューティングのみを提供するようになる日付です。ハードウェアの保守終了日以降にリリースされたソフトウェアは、AOS を除き、そのハードウェアではサポート対象外となります。AOS については、Nutanix は、ハードウェアの保守終了日以降にリリースされた最初のアップグレードリリースをサポート対象とします。

エラー:ドキュメントに記載された重要な機能を実質的に実行できない、ソフトウェアまたはクラウドサービスの再現可能な障害を意味します。

保守:Nutanix によるリリースの提供を意味します。

メンテナンスリリース:ソフトウェアバージョン番号の「Z」は、メンテナンスリリースとしてのNutanixのソフトウェアリリースを意味します。新しいメンテナンスリリースには一定数のバグ修正を含むため、一般的には新機能が含まれていません。

保守中:Nutanix がエラー用の回避策とバグ修正を伴うアップデートを提供するものの、アップグレードは提供しないことを意味します。

メジャーリリース:ソフトウェアバージョン番号の「X」は、メジャーリリースとしての Nutanix ソフトウェアリリースを示しています。新しいメジャーリリースには、大規模な機能ペイロードおよび複数のバグ修正が含まれています。

マイナーリリース:ソフトウェアバージョン番号の「Y」は、マイナーリリースとしての Nutanixソフトウェアリリースを示しています。新しいマイナーリリースには、僅かな機能ペイロードと多数のバグ修正が含まれています。

混合サポートレベル:同じクラスタ内で、異なるレベルのサポート契約が存在することを意味します。

パッチリリース:ソフトウェアのバージョン番号の「n」は、パッチリリースのバージョン番号を示しています。パッチリリースには、通常、メンテナンスリリースほどの数のセキュリティ修正やバグ修正は含まれていません。Nutanix は、一部のパッチリリースの提供を制限する場合があります。

リリース:一般に利用可能なアップグレードまたはアップデートを意味します。リリースの種類には、メジャーリリース、マイナーリリース、メンテナンスリリース、パッチリリースが含まれます。

リリース日:新しいアップグレードまたはアップデートが一般に提供される日付を意味します。

ソフトウェア:サポートされているリリースを意味します。

サポートサービスサポートプログラムガイドに記載されている、Nutanix のソフトウェアサポートおよび保守の提供内容を意味します。

トラブルシューティング:Nutanix が提供する回避策(Nutanix サポートポータル内の特定のドキュメントの提示を含む)を意味します。パッチリリースの提供もトラブルシューティングに含まれる場合があります。

アップデート:メンテナンスリリースまたはパッチリリースを意味します。

アップグレード:メジャーリリースまたはマイナーリリースを意味します。

Nutanix サポートポータルにログインして、 互換性と相互運用性のマトリクスをご覧ください。

Nutanix サポートポータルにログインして、 End of Life Support Information をご覧ください。

延長ソフトウェアサポート延長ハードウェアサポートは、ハードウェアプラットフォームのサポート終了日(EOSL)後に標準サポート期間を延長する特別オプションです。延長ソフトウェアサポートまたは延長ハードウェアサポートをご購入いただいたお客さまに対し、Nutanix はサポートプログラムガイドおよびサポート終了(EOSL)ならびに製品終了(EOL)ポリシーに基づくサポートサービスを提供します。ただし、サービスの提供に際しては、以下の例外と注意事項があります。

 

  • 保守終了日以降にリリースされたソフトウェアまたはファームウェアは、保守終了となったハードウェアプラットフォームとの相互運用性が保証されません。延長サポート期間中に保守が終了するハードウェアについては、最新の有効なリリースへのアップグレードを推奨します。
  • ソフトウェアのアップグレードを実施する際には、事前に Nutanix 互換性マトリクスでサポート対象であることを確認してください。例えば、新バージョンのハイパーバイザは、旧バージョンの Nutanix ソフトウェアとの互換性がない場合があります。
  • ハードウェアプラットフォームの保守終了後も、Nutanix は、重要なセキュリティパッチおよび回避策については、可能な範囲で提供を継続します。

 

ハードウェアの延長サポートサービスは、Nutanix ブランドのハードウェアプラットフォームでのみ利用できます。一方、ソフトウェアの延長サポートサービスは、全ての Nutanix 認定済みプラットフォームで利用できます各 Nutanix 認定済みのプラットフォームの EOL 日付については、ポータルの End of Support Life Information - Hardware Platform Releases のページを参照してください。

OEM アプライアンス向けの延長ソフトウェアサポートは、ハードウェアプラットフォームのサポート終了日(EOSL)後に標準サポート期間を延長する 特別オプションです。サポート終了(EOSL)後のハードウェアに延長ソフトウェアサポートオプションを購入したお客さまに対し、Nutanix はサポートプログラムガイドおよびサポート終了(EOSL)ならびに製品終了(EOL)ポリシーに基づくサポートサービスを提供します。ただし、サービスの提供に際しては、以下の例外と注意事項があります。

 

  • 保守終了日以降にリリースされたソフトウェアまたはファームウェアは、保守終了となったハードウェアプラットフォームとの相互運用性が保証されません。延長サポート期間中に保守が終了するハードウェアについては、最新の有効なリリースへのアップグレードを推奨します。
  • ソフトウェアのアップグレードを実施する際には、事前に Nutanix 互換性マトリクスでサポート対象であることを確認してください。例えば、新バージョンのハイパーバイザは、旧バージョンの Nutanix ソフトウェアとの互換性がない場合があります。
  • ハードウェアプラットフォームの保守終了後も、Nutanix は、重要なセキュリティパッチおよび回避策については、可能な範囲で提供を継続します。

 

OEM 向けの延長サポートは、OEM アプライアンスのみが対象です。各 Nutanix 認定済みのプラットフォームの EOL 日付については、ポータルの End of Support Life Information - Hardware Platform Releases のページを参照してください。

Nutanix は、 Nutanix ブランドのハードウェア内でのサードパーティ製コンポーネントの使用に関して、以下のポリシーを定めています。

  • ソフトウェアまたはハードウェアの障害が Nutanix サポート契約によって提供されない(ソフトウェアとハードウェアの両方もしくは一方の)コンポーネント(以下サードパーティ)の使用またはインストールに起因する場合は、Nutanix の判断により、サポートおよび保証サービスの提供が留保されることがあります。
  • Nutanix サポート契約によって提供されたものでないサードパーティ製コンポーネントについては、いかなる場合もハードウェア交換は行われません。Nutanix ブランドのハードウェアにインストールされたサードパーティのハードウェアコンポーネントが Nutanix ブランドのハードウェアと交換され、障害が当該サードパーティ製コンポーネントの導入に起因すると判断された場合、Nutanix は、提供されたサービスに関して、合理的な範囲の作業時間とコンポーネント代金を請求する権利を有するものとします。
  • 有効なサポート契約を締結していないサードパーティのハードウェアに関する問題のトラブルシューティングおよび診断のため、Nutanix は該当するサードパーティのアイテムの取り外しまたはアンインストールをお願いする場合があります。
  • 製品の障害がサードパーティのコンポーネントの使用に関連していないと判断された場合には、Nutanix は引き続き標準のサポートポリシーに従ったサポートを提供します。

サポート提供の大幅な遅延や、問題解決時間の長期化を招く可能性があるため、Nutanix は、サードパーティのハードウェアメンテナンスプロバイダの利用を推奨していません。

サポートの大幅な遅延や無提供などの事態を避けるため、Nutanix のソフトウェアは、有効な保守契約の対象となっているハードウェアプラットフォーム上にデプロイすることを強く推奨します。ハードウェアの保守契約が有効でない場合には、次のような問題が生じます。

  • Nutanix は、ハードウェアに起因するインシデントについて、SLA 上の応答時間の目標値に準拠する義務を負いません。
  • ハードウェアのトラブルシューティングや根本原因の分析は実施されません。
  • Nutanix ブランドのハードウェアのファームウェアアップデート、機能拡張、セキュリティパッチ、バグ修正は提供されません。
  • Nutanix ブランドのハードウェアの保管や物流、交換のサービスは提供されません。
  • Nutanix は、Nutanix の裁量により、サポートを拒否する、あるいは、問題の切り分けと解決のため、保守されていないハードウェアの取り外しをお客さまにお願いする場合があります。

サポート提供の大幅な遅延や、問題解決時間の長期化を招く可能性があるため、Nutanix は、サードパーティのハードウェアメンテナンスプロバイダの利用を推奨していません。

Nutanix ソフトウェアは、 ハードウェア互換性リスト(HCL)に記載されている互換性のあるハードウェアにデプロイする必要があります。

ハードウェア保守の概要

内容

Nutanix ブランドのハードウェア保守が有効な場合のサポートサービス

有効なハードウェア保守がない場合のサポートサービス

サポートリクエストの作成*

ソフトウェアのアップグレードとアップデート*

ソフトウェアの保守リリース、セキュリティパッチ、バグ修正*

ハードウェア障害の根本原因分析**

 

ファームウェアのアップデート、拡張、セキュリティパッチ、ハードウェアのバグ修正

 

ローカルフィールドサービス(ハードウェアの交換)

 

ローカルロジスティクス/部品プランニング

 

ローカルでの部品備蓄

 

ディスパッチ管理

 

ハードウェアの修理/交換

 

部品の補充

 

* 有効なソフトウェアサポート契約が存在する場合にのみ提供されます。

** システムの可用性に影響を及ぼすインシデントが発生した場合には、お客さまのご要望に応じて「ミッションクリティカル優先度 1」のサポートリクエストに対する根本原因分析を実施します。

不良品の交換部品を受け取るには、Nutanix サポートに連絡する必要があります。交換用の製品およびコンポーネントは、Nutanix のサポート担当者が作成する発送指示に基づいて、エンドユーザーおよびVAR(付加価値再販業者)に出荷されます。すべての交換用部品は現地流通センターから供給されています。 Nutanix の限定保証(「対象製品」)の条件に該当し、Nutanix に返品された Nutanix 製品およびコンポーネントは、Nutanix によってパッケージ外に記された RMA 番号付きの事前承認を受けていなければなりません。また、安全な出荷のために適切に包装されています。梱包箱の外に書かれたRMA番号のパッケージ、および/または梱包伝票と発送書類は、Nutanix の受領部門または指定された修理パートナーによって受理されます。その他のパッケージはすべて拒否されます。

エンドユーザーサポート: Nutanixのサポート担当者が交換部品が必要だと判断した場合、当該部品が発送されます。エンドユーザーが受け取る配送番号は、RMA番号の役目も果たしています。お客様が弊社指定の運送業者を利用した場合、Nutanixは返品された対象製品またはコンポーネントの運送料金を全額負担します。

VARサポート: VARがお客様の現場に欠陥部品があると判断した場合、予備部品の在庫がある場合は交換部品を提供します。続いて、VARはNutanixサポートに連絡して交換をリクエストします。欠陥部品を受け取る前に、VAR宛てに交換部品またはコンポーネントが発送されます。VARが受け取る配送番号は、RMA番号の役目も果たしています。VARは、欠陥部品を10営業日以内に返却し、返却する対象製品の運送料金を全額負担する責任を負います。

契約の不履行: Nutanixまたは指定の修理パートナーが配送より15営業日以内に部品を受け取ることができない場合、Nutanixの当時の定価を元に適当な当事者 (エンドユーザーまたはVAR) 宛に請求が行われます。

エンタイトルメントはお客さまが購入したサポートサービスに基づき、サポートガイドおよびサポートポリシーに従って決定されます。

  • Nutanix ハードウェアプラットフォームについては、Nutanix は、お客さまに対し、有効なソフトウェアサポート契約およびハードウェアサポート契約に基づいてサポートを提供します。
  • Nutanix ハードウェアプラットフォーム以外については、Nutanix は、認定プラットフォーム上において、有効なソフトウェアサポート契約に基づいてお客さまにサポートを提供します。
  • サポートが速やかに提供されるように、全ての認証済みプラットフォームについて、有効なハードウェアサポート契約を締結しておくことをお勧めします。

混合サポートレベルガイドライン:Nutanix クラスタに混合サポートレベルが存在する場合、Nutanix が提供するソフトウェアサポートのレベルは、同クラスタ内で最も低いサポート契約のレベルに準拠します。ハードウェアサポートのレベルは、上記のソフトウェアサポートのレベルに変更されることはなく、問題が生じている個別のアセットに関する実際のハードウェアサポート契約のエンタイトルメントがそのまま適用されます。

ケースはお客様が解決方法を確認した場合、またはNutanixからお客様に情報提供の問い合せを行い、2週間以内に最低でも2回督促を行ったにも関わらず、期間内に連絡をいただけない場合にはクローズとさせて頂きます。また、Nutanixから最終的な解決策をご提供していない場合でも、お客様からクローズする旨のご連絡および同意があった場合、クローズとさせて頂きます。

通常の問題解決プロセスに従って、Nuitanixがお客様に事前に概要を提示した対応計画や時間枠が、お客様が希望する問題解決対応にそわない場合、ケースをエスカレーションすることができます。お客様担当のSREにご連絡頂くか、お客様担当地域のサポート責任者に連絡するようご依頼頂くことで、いつでも問題のエスカレーションを行って頂くことができます。エスカレーションを担当するNutanixの責任者は、テクニカルサービス、エンジニアリング、QAおよび製品管理担当者など、必要な要員で構成するタスクフォースを立ち上げ、問題解決のための対処方法と計画を策定します。この対応計画はお客様と共有し、チェックポイントとなるスケジュールとマイルストーンを決定し、エスカレーション終了基準の合意を図ります。また合意に基づいて、進捗途中にアップグレードを提供させて頂きます。

この FAQ において、「サポートする」または「サポートされた」とは、サードパーティのテクノロジーと Nutanix のテクノロジーとの相互運用ができない場合でも、Nutanix が問題解決に取り組むことを意味します。

サポート対象となる AOS のバージョン、モデル、およびハイパーバイザーのバージョンについては、Compatibility and Interoperability Matrix をご覧ください。

Nutanix ブランドのプラットフォームの場合:Compatibility and Interoperability Matrixのリストに、ファミリーの最初の動作検証済みリリースが記載されています。動作検証済みバージョンについて、その後リリースされたパッチは、互換性ページには表示されませんが、直ちにサポートされます。

Nutanix ブランド以外のプラットフォームの場合:動作検証が完了すると、パッチリリースを含む全ての検証済みリリースが Compatibility and Interoperability Matrix に記載されます。記載のないリリースの互換性については、各ハードウェアベンダーにお問い合わせください。

Nutanixは、無償版のvSphere Hypervisorをサポートしていません。お客さまは、Nutanixシステム上でサポート対象のハイパーバイザーのバージョンを導入する必要があります。

Nutanixは、以下のスケジュールに基づいてハイパーバイザーとアップデートのリリースの動作検証を行います。

ハイパーバイザーのリリースの検証:

  • ハイパーバイザーのメジャーリリースおよびマイナーリリース(例:ESXi 7.0、Windows Server 2022)については、ソフトウェア GA のリリース日から 90日以内を目標に動作検証を行います。
  • Nutanixは、最新のハイパーバイザーのメジャーおよびマイナーリリースを、最新(または次回予定)のAOSリリースと組み合わせて、最初に動作検証を実施する場合があります。
  • Nutanixでは、あらゆるメジャーまたはマイナーリリースについて、Nutanixがその動作検証を完了した後に導入を開始するよう、お客様にお勧めしています。
  • Nutanix 認定ハイパーバイザーには、関連する JSON メタデータアップグレードファイルが Nutanix サポートポータルで提供されます。
  • Nutanix は、Fベンダーが、サポート終了ポリシーまたは提供終了ポリシー等によってサポート提供を停止した場合には、より新しいソフトウェアとファームウェアリリースのハイパーバイザーの動作検証を行わないことがあります。
  • 仮にハイパーバイザーベンダが、Nutanix の動作検証完了目標である 90 日より前に、該当リリースを Webサイトから削除した場合、Nutanix は、該当ビルドに対する動作検証を中止し、ハイパーバイザーベンダーが以前に提供したバージョン(または新しく提供されたリリース)を対象に動作検証完了目標を再設定します。

ハイパーバイザーのアップデートに対して:

  • アップデートリリース(例:ESXi 7.0 U1、U2)は、ソフトウェアの GA リリース日から通常 90 日以内に Nutanix ブランドのハードウェアプラットフォーム上で、動作検証を行います。
  • パッチリリースまたは Express パッチリリースは、Nutanix ハードウェアプラットフォーム上で直ちにサポートされます。Nutanix は、パッチリリースおよび Express パッチリリース(例: ESXi 7.0U2a、7.0U2b)の動作検証は行っていません。
  • Nutanix では、Nutanix がアップデートの動作検証を完了した後に導入を開始するよう、お客さまにお勧めしています。
  • 複数のハイパーバイザのリリースが短期間内で実施された場合、Nutanix は最新アップデートのみを対象として正式な動作検証を実施します。この際、最新アップデートのリリース日を起点として、90 日以内の検証をめざす目標日数はリセットされます。
  • Nutanixは、最新のアップデートを最新(または次回予定)のAOSリリースと組み合わせて、最初に動作検証を実施する場合があります。
  • Nutanix では、Nutanix が検証を完了した後にリリースされたパッチの適用もサポートしていますが、その時点においては、当該リリースに対する動作検証を実施していない場合もあります。
  • ハイパーバイザーベンダーが提供するアップデートに、Nutanix が提供する JSON メタデータのアップグレードファイルが存在しない場合(すなわち、正式な動作検証は行われていないがサポートされている場合)には、Prism を使用して手動でアップグレードを行う必要があります。詳しくは製品ドキュメントをご覧ください。
  • 仮にハイパーバイザーベンダが、Nutanix の動作検証完了目標である 90 日より前に、該当リリースを Webサイトから削除した場合、Nutanix は、該当ビルドに対する動作検証を中止し、ハイパーバイザーベンダーが以前に提供したバージョン(または新しく提供されたリリース)を対象に動作検証完了目標を再設定します。

それぞれのハイパーバイザーのサポートポリシーに関するご質問は、各ベンダーまでお問い合わせください。Nutanixは「サポート対象」となっているハイパーバイザーバージョンを、Nutanixシステムで稼動させることを強く推奨します。

Nutanixのハイパーコンバージドソリューションは、 VMware API for Array Integration (VAAI)やMicrosoft Offloaded Data Transfer (ODX)など、一般的なオフロード機能と連携することで、わずかなオーバヘッドで数秒以内にクローンを作成できます。

vStorage API for Data Protection (VADP) や、Volume Shadow Services (VSS) を使ったアプリケーションレベルのコンシステントスナップショットにより、Symantec NetBackup、Veeam、CommvaultおよびVMware SRMといった、サードパーティーのツールと完全な連携を図ることができます。

Commvault IntelliSnapによるCommvaultバックアップ機能とNutanixのエンタープライズグレードのバックアック機能の連携によって、極めて効率的なバックアップソリューションを利用できます。

Nutanix AHVとNutanix Filesのサポート対象および認定を受けた現行の認定バックアップパートナーのリストに関しては、Nutanixテクノロジーアライアンスパートナープログラムをご覧ください。

基本的にNutanix製品サポートの対応言語は英語となっています。また、目標応答時間(重大度の定義と応答時間のポリシーをご参照ください)は、英語によるサポートを基準にしています。

一部のアジアおよび欧州の国では、その国の業務時間内でのローカル言語によるサポートも可能となっています。対象言語は、日本語、中国語、韓国語、オランダ語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語およびアラビア語となっています。

定義

注文日/時間 = ディスパッチが生成された日付/時間

出荷日 = SLAに従ってディスパッチされたパーツが出荷された日付

納品確約日 = SLAに従ってお客様がパーツを受領した日付

現地時間 = 対象の資産が設置されている場所の時間

出荷/納品日表 (アメリカ大陸、欧州・中東・アフリカ、アジア太平洋、ラテンアメリカ)

以下の表では、発送指示が提出されたタイミングに応じて、パーツがいつ出荷されてお客様先にいつ納品されるか、および/またはフィールドエンジニアがお客様先にいつ到着するかを記載しています。現地が休日に当たる場合、出荷および納品は翌営業日となります。詳細については、以下の表をご覧ください。

ディスパッチ提出日出荷日納品日
月曜日(現地時間 午後3時前)月曜日火曜日
月曜日(現地時間 午後3時以降)火曜日水曜日
火曜日(現地時間 午後3時前)火曜日水曜日
火曜日(現地時間 午後3時以降)水曜日木曜日
水曜日(現地時間 午後3時前)水曜日木曜日
水曜日(現地時間 午後3時以降)木曜日金曜日
木曜日(現地時間 午後3時前)木曜日金曜日
木曜日(現地時間 午後3時以降)金曜日月曜日
金曜日(現地時間 午後3時前)金曜日月曜日
金曜日(現地時間 午後3時以降)月曜日火曜日
土曜日月曜日火曜日
日曜日月曜日火曜日

出荷/納品表(中東の一部の国)

この表は、中東の一部の国における通常の業務週間を考慮しているため、実際の時期と少々異なります(Nutanix は現在、イスラエル、サウジアラビア、バーレーン、カタールおよびクウェートを対象にしています)。

ディスパッチ提出日出荷日納品日
月曜日(現地時間 午後3時前)月曜日火曜日
月曜日(現地時間 午後3時以降)火曜日<水曜日
火曜日(現地時間 午後3時前)火曜日水曜日
火曜日(現地時間 午後3時以降)水曜日木曜日
水曜日(現地時間 午後3時前)水曜日木曜日
水曜日(現地時間 午後3時以降)木曜日日曜日
木曜日(現地時間 午後3時前)木曜日日曜日
木曜日(現地時間 午後3時以降)日曜日月曜日
金曜日日曜日月曜日
土曜日日曜日月曜日
日曜日(現地時間 午後3時前)日曜日月曜日
日曜日(現地時間 午後3時以降)月曜日火曜日

FEサービスレベル合意書

FEの派遣は、パーツデリバリープロセスならびに資格を有するサポートレベルに従って決定されます。厳密なリクエストがない限り、FEの目標到着時刻は物理パーツと同時に設定されます。

ミッションクリティカルなサポート(24時間365日、4時間以内に現場到着):FE は、ディスパッチの確認後、4 時間以内に現場に到着可能です。FE の到着時刻は、パーツのデリバリーに合わせて調整します。

本番環境サポート – フィールドエンジニア (FE) は、現地の休日を除く月曜日から金曜日の午前8時~午後5時の間、現場で作業します。作業を午後5時までに完了させるには、サービス当日午後3時より前にFEのスケジュールを設定する必要があります。このサービスレベルを満たすには、保守の1営業日前に、現地時間午後3時までにディスパッチを作成する必要があります (アセット所在地にて)。FEの対応を複数日にわたって実施することをお客様がご希望される場合、交換部品を出荷する以前に承認ならびにスケジュール決定が必要です。

営業時間外のFEサポートは、本番環境サポートへの追加サービスとして購入可能です。購入を済ませると、FEは通常の営業時間を過ぎた後も到着できます。このサービスレベルを満たすには、現場でのBreak/Fixサポートの1日前にディスパッチリクエストを出す必要があります。

サポート提供の一環としてフィールドエンジニア (FE) を活用する場合、FEはハードウェアの交換作業のみを実施するためにお客様の現場に派遣されます。FEは、ハードウェアまたはソフトウェアのトラブルシューティングを実施せず、ソフトウェアに関する作業を行う場合はリモートSREに依頼します。

Nutanix NRDKオプションは、データセキュリティコンプライアンス規定に従うため、交換の必要な不良が発生したハードドライブ(HDDまたはSSD)を手元に残しておきたいお客様のためのサポートオプションです。

NRDK プログラムは、既存のサポートパッケージに追加可能なオプションプログラムです。このプログラムは、Nutanix 製品全ての既存モデルに適用されます。交換されたハードディスクドライブは、お客さまのデータセキュリティコンプライアンス要件およびその他の該当法規に従って、お客さまの責任で廃棄していただく必要があります。

サービス条件:

  • NRDKオプションをご利用いただけるのは、 Nutanixのサポートプログラムのいずれかをご購入いただいた場合に限られます。
  • NRDKは、Nutanix Supportプログラムへのオプションのアドオンとして、全ての Nutanix製品モデルを対象にご購入いただけます。
  • NRDKは、ブロック内の全てのディスク(SSD、HDD、NVMe) と同数ご購入いただく必要があります。
  • NRDKは、アセット購入時に合わせてご購入いただく必要があります。
  • NRDKは、アセット購入と同じ期間にわたってご購入いただく必要があります。

なお、交換後のドライブとノードの保持を希望するお客様には、 NRDKとNRNODEの両方のオプションが必須となります。

Nutanixに報告があった全ての問題には、優先順位が割り当てられ、その優先順位によって、目標とする初期応答レベルが決定されます。お客様は、Nutanixが提示した時間以内に最初の問題分析結果を受け取ることができます。但し、目標応答レベルは特定時間内でのサービス提供を保証するものではありません。

優先レベルと目標初期応答時間の定義

Nutanixは、以下のガイドラインに従って問題の評価を行い、優先レベルに応じて初期応答を適時に返します。

優先レベル詳細目標応答時間
P1緊急事態。本番環境システムは利用できず、現状では使用不可、また手順のワークアラウンドは存在しない。
サービス停止中および/または重要な機能を利用できない。 
ミッションクリティカルデータの全てまたは相当部分が、喪失または破損の著しいリスクに直面している。
全てのデータ欠損またはデータ損失に対して、この優先レベルが割り当てられる。 
1時間以内 (ミッションクリティカルなサポートプログラムの場合は30分)
P2重大。多大なる影響。本番環境システムは利用できるものの、機能性または性能上の大幅な低下を経験している。一部の事業活動に直接的な影響を及ぼす問題。システムの重要な機能は利用できず、許容可能なワークアラウンドも存在しない。ただし、業務は限定的に続行できる。
4時間以内(ミッションクリティカルサポートプログラムの場合は2時間)
P3標準。限定的な影響。解決を要するが、重要ではない問題がシステムで時折発生している。ただし、この問題は生産性に大きな影響を及ぼしていない。低~中程度の影響を及ぼす、重要ではない問題。短期的なワークアラウンドが存在する。
8時間以内(ミッションクリティカルサポートプログラムの場合は4時間)*
P4低い。ドキュメンテーション、プロセス、手順、新規アカウントのセットアップ、またはコンフィグレーションに関する質問。情報に関する基本的なリクエスト。
次の2営業日以内
REF該当なし5日以内

*クラウドサポートサービス = 翌営業日

混合サポートレベルガイドライン。Nutanixクラスタに混合サポートレベルが存在する場合、Nutanixが提供するソフトウェアサポートは同クラスタ内で有効なサポート契約の中で最も低いサポートレベルに準拠します。ハードウェアサポートは、混合サポートレベルのクラスタに適用するソフトウェアサポートレベルに基づき変更されることはなく、引き続き問題の特定のアセットに対する実際のハードウェアサポート契約の資格となります。

Nutanix では、適時機能を追加し、それらのユーティリティやデザインに関してフィードバックを求める場合があります。製品ドキュメントに「テクニカルプレビュー(Technical Previews)」または「早期アクセス(Early Access)」と表記がある機能については、正式な廃止通知を行うことなく内容を変更または削除する場合があります。これらの機能については、お客さま自身の責任でご使用ください。これらの機能がうまく動作した場合、あるいはそうでない場合でも、お客さま担当のアカウントチームを通じてフィードバックを提示頂くことができます。

これらの機能に対するサポートは、以下の制約の下で、アカウントおよび製品管理 (Account and Product Management) チームが実施します:

  • 1.リリースにおける試験的機能は、実業務環境に導入してはなりません。これらの機能を実業務環境で使用することで、データを喪失したり、システムが不安定になることに対し、Nutanixは責任を負いません。

Nutanix Insights と Smart Support のサマリーダッシュボードは、数々の受賞歴を誇る Nutanix サポートポータル内で、パーソナライズされたビューを提供します。ミッションクリティカルサポートプログラムまたは プロダクションサポートの有効な契約のあるお客さまが利用できます。インストールされている Nutanix アセットやサポートリクエストの概要を単一の画面で表示する機能によってインサイトの把握を可能にし、Nutanix エクスペリエンスの利便性を高めます。

Nutanix Insights(1 つ以上のクラスタで Nutanix Pulse が有効化されていることが条件となります。)

  • インストールベース全体の概要を表示
  • インストールベースの各指標を単一のペインで表示
  • 実行可能なディスカバリーとリモート診断

Smart Support

  • オープンケースとエスカレーションの状況を表示
  • • インストール済みNutanix機器の場所と契約状況
  • 部品交換のステータスと履歴
  • その他

Nutanix Insights にアクセスする方法は次のとおりです。
1.サポートポータルにログインし、
2.右上隅のプロファイルメニューをクリック
3.リストから Smart Support または Assets を選択

 
  • DOA とは、初回起動ができないハードウェア製品、または、製造上の不良があるハードウェア製品をさします。
  • 配送による物理的損傷は DOA に該当しませんので、配送業者またはサプライヤーにお問い合わせください。
  • DOA には、保証プログラムとは別のプロセスが適用されます。
  • DOA の申し立ては、配送後 90 日以内に行う必要があります。
  • 配送品の到着後、直ちに物理的損傷の有無をご確認ください。
  • 製品は、Nutanix から直接、または、認定チャネルパートナーを通じて購入したものであること、有効なサポート契約が締結されていることが必要です。
  • 交換品の到着には通常のリードタイムが適用されます。交換部品は、ディストリビュータ経由で契約製造者から直接配送されます。
  • DOA プロセスでは、個々の部品ではなく、ブロック全体の交換のみが可能です。

DOA の請求プロセス

  1. お客さまから Nutanix サポートにご連絡いただくことでケースをオープン。その際に、アセットのシリアル番号をお知らせください。
  2. Nutanix サポートが、当該製品が DOA による交換の対象であるか否かを確認します。
  3. お客さまには、サプライヤーとの連携を通じて、ディストリビュータによる交換の手配をしていただきます。
  4. 交換は、ディストリビュータが担当します。

  • 未到着部品または誤配部品とは、注文した部品のうち、配達されていない部品、または誤って配達された部品をさします。
  • このプロセスは、DOA または他の保証プログラムとは異なる別のプロセスです。
  • 未到着部品または誤配部品の申し立ては、出荷後 90 日以内に行う必要があります。
  • 配送品の到着後、直ちに物理的損傷の有無をご確認ください。
  • 製品は、Nutanix から直接、または、認定チャネルパートナーを通じて購入したものであること、有効なサポート契約が締結されていることが必要です。
  • 交換品の到着には通常のリードタイムが適用されます。交換部品は、ディストリビュータ経由で契約製造者から直接配送されます。

未到着部品または誤配部品の申し立てプロセス

  1. お客さまには、パートナーとの連携を通じて、ディストリビュータに交換の手配を依頼していただきます。未到着部品または誤配部品の交換については、Nutanix サポートに連絡する必要はありません。
  2. 交換は、ディストリビュータが担当します。

以下の FAQ において、「サポートする」または「サポートされた」とは、アップグレード/アップデートのリリースに該当し、Nutanix がサポートの義務を負うバージョンの Nutanix Software に対するサポートを意味します。

Nutanix Kubernetes Engine(NKE)のサポートポリシーは、以下の製品コンポーネントに適用されます。

  • NKE で導入した Kubernetes クラスタ
  • ノード OS
  • アドオンコンポーネント
  • エアギャップ環境の VM

特記事項:

  • アプリケーションまたはコンポーネントが NKE によってインストールされたものでない場合は、 Nutanix によるサポートの対象とはなりません。
  • サポートされた NKE のバージョンについては、NKE End of Life Informationをご覧ください。

NKE で導入した Kubernetes クラスタ

NKE は、Kubernetes クラスタを Nutanix のベストプラクティスに従ってデプロイします。お客さまは、NKE によってデプロイされた標準の構成に基づいて Kubernetes クラスタを稼動させる必要があります。Nutanix は、Kubernetes のクラスタ構成パラメータに変更が加えられたバージョン(例:Kubelet)はサポートしていません。

NKE で管理された Kubernetes クラスタは、ドキュメントに記載された方法で、お客さまがアップグレードすることができます。詳しくは product documentation をご覧ください。

NKE でサポートされている Kubernetes のバージョンは?

NKE バージョン 2.3.0 以降では、Kubernetes のバージョン N から N-3(N、N-1、N-2、N-3)の動作検証とサポートを行います。”N” は、Nutanix Kubernetes Engineでサポートされた最新の Kubernetes リリースをさします。

互換性のある Kubernetes のバージョンについては、それぞれの NKE のリリースノートを参照してください。

Kubernetes のリリースに関する特記事項:

  • Nutanix は、Kubernetes のリリースの動作検証をするため、各 GA のリリース日から 90 日間、サービスレベル目標を維持します。
  • 最新の Kubernetes リリースは、最新(または今後の)NKE リリースとの動作検証がされていない場合があります。
  • 複数の Kubernetes リリースが短期間に相次いで行われた場合には、動作検証は、安定した最新のリリースを対象に行われます。
  • NKE 2.3.0 以降では、LCM を使用したアップグレードのための NKE リリースが提供されます。NKE で管理された Kubernetes クラスタでは、NKE がサポートするバージョンの Kubernetes を使用する必要があります。
  • NKE で管理された Kubernetes クラスタは、Nutanix が提供するアップグレード方法でアップグレードする必要があります。

ノード OS

NKE は、Kubernetes クラスタのデプロイに使用するノード OS とともに出荷されます。ノード OS には、NKE に必要な全てのパッケージ、コンポーネント、構成ファイルが含まれています。これらは全て Nutanix による動作検証が完了し、サポート対象になっています。この他に、Nutanix が相互運用性を検証した(Nutanix Ready)サードパーティのソリューションまたはバージョンを使用できます。該当するソリューションとバージョンについては、Partner Software Compatibility and Interoperability Matrix をご覧ください。

NKE で管理された Kubernetes クラスタのノード OS は、NKE が提供する方法でアップグレードする必要があります。詳しくは product documentation をご覧ください。

アドオンコンポーネント

NKE は、以下のアドオンコンポーネントのインストールと構成設定を行います。

  • CoreDNS
  • Fluentbit
  • CNI
  • Nutanix CSI
  • Prometheus Operator
  • Prometheus システムインスタンス
  • Elasticsearch および Kibana(オプション)

これらのコンポーネントは、Nutanix が定義・検証した構成ベストプラクティスに従ってデプロイする必要があります。Nutanix は、これらの構成について、いかなるアップグレード・削除・変更もサポートしていません。NKE で管理された Kubernetes クラスタの NKE アドオンコンポーネントを無効化するには、Nutanix から文書として提供された方法で行う必要があります。例えば、Elasticsearch と Kibana を無効化するには、product documentationに記載された手順で行います。

エアギャップ環境の VM

NKE は、エアギャップ環境の VM を使用してダークサイト(インターネット接続のない)環境で必要なアーティファクトをホストします。エアギャップ環境の VM は、Nutanix が定義・検証した構成ベストプラクティスに従ってデプロイされます。Nutanix は、エアギャップ環境の VM の構成について、いかなるアップデート・削除・変更もサポートしていません。

現在 AHV 上でサポートされている NVIDIA GPU およびドライバーは、NVIDIA GPU の互換性および相互運用性マトリクスに記載されています。このマトリクスには、Nutanix ソフトウェア製品(AOS/AHV)との互換性情報が掲載されています。NVIDIA GPU と、それに対応するホストおよびゲストドライバーのバージョンについての詳細は、NVIDIA の vGPU ドライバードキュメントをご参照ください。Nutanix AHV との互換性情報は、各ドライバーのリリースノートにある「Linux with KVM」セクションに記載されています。

AHV では、テスト・認定済みの Microsoft Windows の 2 つの機能についてのみ、ネスト化された仮想化がサポートされています。

  • Credential Guard
  • WSL2(Linux 用 Windows サブシステム 2)

これらの機能によって AHV 上でのネスト化された仮想化に対応し、AHV ハイパーバイザー上でのユーザー仮想マシン(UVM)のハイパーバイザーの実行を可能にします。ホストされたハイパーバイザーUVM には、その上でさらに UVM(ネスト化された UVM)を実行・管理する機能があります。ネスト化された仮想化は、ハードウェアとソフトウェアでサポートされている必要があります。

現時点では、他のネスト化された仮想化のユースケースは、AHV 上のサポートが認定されていません。

Nutanix では、Nutanix Ready プログラムを通じて、サードパーティベンダーのソフトウェア/ハードウェアソリューションと、Nutanix AHV ハイパーバイザーとの互換性およびサポートを確保するためのテストと認定を行っています。現在 Nutanix Ready プログラムで認定されていないサードパーティのソフトウェア/ハードウェア製品の導入を検討されているお客さまは、今後の Nutanix Ready パートナー認定について、Nutanix のアカウントエグゼクティブにお問い合わせください。

この FAQ では、AHV 上で稼働するゲスト OS のサポートと、Nutanix Guest Tools のサポートついて説明します。サポート対象のゲスト OS の一覧は、Nutanix ポータル(Guest OS SupportNutanix Guest Tools Support)をご覧ください。

Nutanix では、ゲスト OS のサポートを 4 つのレベルに分類しています。

  • サポート対象:Nutanix による継続的な回帰テストと検証により、完全にサポートされています。

  • レガシーサポート:OS ベンダーにサポートされていない OS でも、後続の OS に移行できるように AHV/AOS 上で検証が行われています。VirtIO をサポートしていない OS は、レガシーハードウェアを必要とする場合があるため、レガシーサポートに分類されることがあります。

  • 非推奨:一部のバージョンの互換性マトリックスに記載されている場合がありますが、次期 AHV/AOS リリースではサポート終了が予定されています。

  • サポート対象外:該当する AHV/AOS リリースの互換性マトリックスに記載されていません。

ゲスト OS のサポートポリシーに関するご質問は、各ベンダーにお問い合わせください。Nutanix は、ベンダーによって Nutanix システム上での動作がサポートされたバージョンのゲスト OS のみをデプロイすることを強く推奨します。

ゲスト OS サポートポリシー

AHV ゲスト OS の互換性一覧には、Nutanix AOS ソフトウェアの各バージョン(およびそのファミリー)と互換性のある OS が記載されています。

一覧に記載されているゲスト OS について、Nutanix では、ハードウェアの構成、ブート方式、VM のホットプラグ対応など、仮想化環境に関わる主要なインフラ機能の検証を行っており、検証したコンポーネントと機能については同一覧に記載しています。なお、Nutanix は、OS の全ての機能について包括的な検証を行っているわけではありません。

Nutanix は、サポート対象として検証を行ったゲスト OS については、メジャーバージョンを継続的に検証し、同一の AOS リリースファミリーにおけるマイナーリリースやパッチリリースでも引き続きサポートできるよう努めています。この検証は、ゲスト OS のメジャーバージョンのサポートが Nutanix によって廃止されるまで継続します。ただし、ゲスト OS のパッチ/エラータリリースは、継続的な互換性が保証されているわけではありません。

この一覧には、Nutanix が認定し、サポート対象としているゲスト OS のメジャーリリースのみが記載されています。Nutanix は、一覧に記載されていない以下のバージョンもサポートしています。

  • AHV ゲスト OS のメジャーバージョンに付随するマイナー/メンテナンス/パッチバージョン。例えば、Red Hat Enterprise Linux 8 のサポートには、RHEL 8.5 および RHEL 8.5.x(xは、RHEL 8.5 のベンダーによるメンテナンスバージョンまたはパッチバージョン)のサポートが含まれます。

  • 認定されたゲスト OS(メジャー/マイナーリリースバージョン)の異なるビルドバージョン。例えば、Microsoft Windows Server 2022 のサポートとは、Microsoft Windows Server 2022 の全てのビルドのサポートを意味します。

Datacenter Edition、Standard Edition など、OS のエディションの差異については、この一覧には記載されていません。同じ OS のエディション間で機能のサポートに違いがあるため、機能レベルでの互換性に違いが生じることがあります。サポート対象の機能について詳しくは、OS のマニュアルを参照してください。

Nutanixは、サポート対象として記載されている Microsoft Windows の全バージョンに VirtIO ドライバーを提供しています。Red Hat Enterprise Linux などの Linux OS に VirtIO ドライバーが含まれている場合は、その VirtIO ドライバーが検証に使用されます。他の OS 向けの VirtIO ドライバーは、各OS のベンダーが提供するものとします。

Nutanix は、主要なゲスト OS の新バージョンが一般公開された場合は、サポート対象であることを明記するよう努めています。あまり一般的でない OS の検証については、オンデマンドで対応する場合があります。

Nutanix Guest Tools(NGT)のサポートポリシー

Nutanix Guest Tools のサポートの一覧には、Nutanix AOS ソフトウェアの各バージョン(およびそのファミリー)と互換性のある OS が記載されています。

Nutanix は、サポート対象として検証を行ったゲスト OS については、当該バージョンを継続的に検証し、同一の AOS リリースファミリーにおけるマイナーリリースやパッチリリースでも引き続きサポートできるよう努めています。この検証は、当該バージョンのゲスト OS のサポートを Nutanix が終了するまで継続します。Nutanix Guest Tools は、ゲスト OS と明示的な依存関係があり、現在のサポートは一覧に記載されたパッチリリースに限定されます。

この一覧には、Nutanix が認定し、サポート対象としているゲスト OS のメジャーリリースおよびマイナーリリースのバージョンが記載されています。Nutanix は、一覧に記載されていない以下のバージョンもサポートしています。

  • 認定されたゲスト OS(メジャー/マイナーリリースバージョン)の異なるビルドバージョン。例えば、Microsoft Windows Server 2022 のサポートとは、Microsoft Windows Server 2022 の全てのビルドのサポートを意味します。

OS のエディションよるサポートに差異がある場合(差異があることがわかっている場合)は、この一覧に注釈として記載しています。ただし、一覧に記載されていないエディション間の機能サポートの差異により、機能レベルで互換性に差異が生じる場合があります。サポート対象の機能について詳しくは、OS のマニュアルを参照してください。

Nutanix Guest Tools は、ゲスト OS と明示的な依存関係があり、新しいバージョンのゲスト OS をサポートするには製品変更が必要な場合があります。そのため、新たにリリースされたゲスト OS を Nutanix がサポートするまでに、通常より長い期間を要することがあります。また、一部の検証は、NGT または AOS の新しいリリースでのみ可能となる場合があります。Nutanix は、主要なゲスト OS の新バージョンが一般公開された場合は、サポート対象であることを明記するよう努めています。あまり一般的でない OS の検証については、オンデマンドで対応する場合があります。

AHV ハードウェア検証プログラム

Nutanix は、主要なゲスト OS のハードウェア検証プログラムが存在する場合は、それを使用して、AHV の新しいメジャーバージョンの検証を行っています。この検証により、Nutanix とゲスト OS ベンダーによる対象ゲスト OS のサポートが保証されます。認証プログラムの例を以下に挙げます。

Nutanix の CSA ライセンス・ポータルサポートチームとは?

CSA(Customer Service Advocate)チームは、ライセンスや Nutanix サポートポータルの問題が発生したお客さまや、関連するサポートが必要なお客さまを直接支援するチームです。

受付時間:平日 24時間(土日休業)

サポートの範囲

CSA チームは、ライセンシングや Nutanix サポートポータルに関する問題について次のようなサポートを行います。

  • ライセンシング関連

    • 購入済ライセンスとプロビジョニングライセンスの適用
    • ライセンス管理ンス変換エラー(P1.0 から P2.0)
    • ライセンスの回収
    • 3 段階ライセンスとシームレスなライセンス付与
  • Nutanix Support Portal 関連

    • ポータルアカウントの登録とパスワードのリセット
    • 多要素認証(MFA)の設定またはリセット
    • ポータルのロールベースアクセス制御(RBAC)の設定
    • お客さまのアカウントとサブアカウントのリンク設定
    • WEEE(廃電気電子機器指令)

Nutanix アカウントチームおよびセールスチームへのお問い合わせ

CSA および Nutanix サポートポータルチームでは、以下の内容についてのサポートを承ることができません。Nutanix のアカウントチームまたはセールスチームにお問い合わせください。該当する社内チームと連携してお客さまの問題解決のお手伝いをいたします。

  • ライセンスのインベントリ監査/チェック
  • 資産/ライセンスの譲渡とアカウントの統合
  • ライセンスデータの不一致
  • Nutanix の CRM ツールによる新しいアカウントページの作成
  • 資産関連のデータに関する問題
  • 期限切れの資産、契約、およびライセンス
  • XLAB(Nutanix パートナー向けラボ)または概念実証(PoC)ライセンス

サポートポータル以外の問題については、下記窓口にお問い合わせください。

カスタマーサービスアドボケートチームへのご連絡方法

発生した問題ごとに、サポートポータルでケースを作成してください。作成方法については、サポートポータルヘルプのCreating a Caseをご覧ください。

タイプには Non-technical(技術的な問題以外)または Licensing(ライセンス) を選択し、CSF(クラスタ概要ファイル)とエラーメッセージのスクリーンショットを提供してください。CSF のダウンロード方法については、License Manager Guide の 「Manually Licensing a Cluster (Internet Connected)」 の手順 1 と 2 をご覧ください。

注:CSA と CSR(カスタマーサクセスレプレゼンタティブ)は異なるチームです。

  • CSA は、技術的な問題以外(ライセンスとポータル)を担当します。
  • CSR は、ハードウェアとソフトウェアのサポート契約およびライセンス更新を担当します。

Nutanix は、Nutanix ブランドのハードウェアプラットフォームについて、ハードウェアメーカーが指定するモデル固有の動作条件をサポートポータルで提供する各システムの仕様書に記載しています。

Nutanix ブランドのハードウェアプラットフォームは、温度、湿度、空気品質その他、ハードウェアメーカーが定めた仕様の範囲内で運用することを前提としています。ハードウェアメーカーが指定した動作条件外であることを認識したうえで動作させた場合は、Nutanix はハードウェアのサポートをお断りすることがあります。

Nutanix ブランドのハードウェアプラットフォームにおけるその他の標準仕様(電源、接地、空気品質に関する仕様)については、Rack Mounting Considerations に記載されています。

このセクションの FAQ における「サポートする」または「サポート対象」は、アップグレード/アップデートのリリースを含む、Nutanix がサポートの義務を負うバージョンの Nutanix ソフトウェアに対するサポートを意味します。

Nutanix Kubernetes Platform(NKP)のサポートポリシーは、以下の製品コンポーネントに適用されます。

  • NKP を使用してデプロイされた Kubernetes クラスタ(管理クラスタ、ワークロードクラスタ)
  • ノード OS
  • サードパーティアプリケーション

特記事項:

NKP でデプロイした Kubernetes クラスタ

NKP は、Kubernetes クラスタを Nutanix のベストプラクティスに従ってデプロイします。お客さまは、NKP によってデプロイされた標準の構成に基づいて Kubernetes クラスタを稼動させる必要があります。Nutanix は、Kubernetes のクラスタ構成パラメータに変更が加えられたバージョン(例:Kubelet)はサポートしていません。

NKP で管理された Kubernetes クラスタは、ドキュメントに記載された方法で、お客さまがアップグレードすることができます。詳しくは、製品のドキュメントをご覧ください。

NKP でサポートされている Kubernetes のバージョン

Nutanix Kubernetes Platform (NKP) は、急速に進化する Kubernetes プロジェクトのオープンソースリリースに対応し、エンタープライズレベルのサポートを提供するために設計されたライフサイクルサポートポリシーに従っています。

Kubernetes の各バージョンとの互換性については、NKP のリリースノートをご覧ください。

Kubernetes のリリースに関する特記事項:

  • Nutanix は、Kubernetes のリリースの検証を、ソフトウェアの GA リリースから 90 日以内に完了するよう努めています。
  • 最新の Kubernetes リリースは、最新(または将来の)NKP リリースとの動作検証が行われていない場合があります。
  • 複数の Kubernetes リリースが短期間に相次いで行われた場合には、動作検証は、安定した最新のリリースを対象に行われます。
  • NKP で管理する Kubernetes クラスタのアップグレードは、Nutanix が提供する方法で実施する必要があります。

ノード OS

NKP は、Kubernetes クラスタのデプロイメントに使用するノード OS とともに提供されます。ノード OS には、NKP に必要な全てのパッケージ、コンポーネント、構成ファイルが含まれおり、Nutanix によって動作検証済みで、サポート対象となっていますNKP が管理する Kubernetes クラスタ のノード OS のアップグレードは、Nutanix が提供する方法で実施する必要があります。詳しくは、製品のドキュメントをご覧ください。

他のオペレーティングシステム

NKP Pro および Ultimate を利用するお客さまは、サポートされている全てのオペレーティングシステムの OS イメージを作成できます。オペレーティングシステム自体のサポートについては、各OS ベンダーにお問い合わせください。

サードパーティ統合

NKP には、サードパーティのアプリケーションが統合されており、任意で利用できます。アプリケーションによっては、デフォルトでインストールされているものがあります。インストールされていないアプリケーションは、デプロイメント後に UI を使用してインストールするか、デプロイメント前に構成ファイルを使用してインストールできます。

種類サポート範囲の例

構成

  • サードパーティのアプリケーションと NKP との相互運用性の設定に関する質問と、NKP プラットフォームのコンポーネントに関するトラブルシューティングについては、ガイダンスを提供します。

  • サードパーティのアプリケーションについて、NKP との統合とは無関係の構成に関する問題は、サポート対象外です。

  • サードパーティのアプリケーションについて、NKP との統合とは無関係の性能に関する問題は、サポート対象外です。

障害発生時のサポート

  • サポート対象の NKP 製品のアップグレード時に、サービスのインストールまたはアップグレードに失敗した場合は、サポートします。

  • NKP Ultimate や NKP Pro を含むプラットフォーム側の問題によってサービスに障害が発生した場合は、サポートします。

  • サポートの対象は、NKP 製品に起因する問題の原因のトラブルシューティングに限定されます。この範囲を超える根本原因の分析については、サードパーティのプラットフォームアプリケーションを作成した企業が実施するものとします。注:障害の原因が、プラットフォームアプリケーションの非標準構成または NKP 以外の使用によるものである場合には、Nutanix は、原因の調査を支援できません。

  • サードパーティアプリケーションについて、NKP との統合とは無関係の障害は、サポート対象外です。

バグ修正

  • NKP とのサービス統合に関するバグの修正を行います。

  • 上位開発元(以下、上流) に起因するバグ修正は、サードパーティのプラットフォームアプリケーションの問題を特定する目的で、商業的に合理的な努力の範囲内で適用されます。

  • Nutanix の上流の変更が受け入れられることは保証されません。

  • 分岐した上流をたどってのバグ修正適用の義務は負いません。

ドキュメントのエラー

  • ドキュメント修正は、サードパーティのアプリケーションのライフサイクル管理と NKP との統合に関して行われます。

  • 上流に起因するドキュメント修正は、サードパーティのプラットフォームアプリケーションにおける問題を特定する目的で、商業的に合理的な努力の範囲内で報告されます。

  • Nutanix の変更が受け入れられることは保証されません。

このセクションの FAQ における「サポートする」または「サポート対象」は、アップグレード/アップデートリリースを含む、Nutanix がサポートの義務を負うバージョンの Nutanix ソフトウェアに対するサポートを意味します。

Nutanix Enterprise AI(NAI)のサポートポリシーは、以下の製品コンポーネントに適用されます。

  • NAI の製品と機能
  • Nutanix HELM チャートおよびコンテナアーティファクト(イメージ)からの NAI デプロイメント
  • ダークサイト(インターネット接続なし)でのインストールバンドル

特記事項:

サポート範囲

LLM(大規模言語モデル):Nutanix は、パートナー統合による LLM についてはサポートを提供していません。サポートについては、LLM を作成したベンダーまたは組織にお問い合わせください。

NAI によるスクリプト作成および自動化:Nutanix は、Nutanix 以外の統合 AI によるスクリプト作成や自動化については、サポートを提供していません。

Nutanix ブランド以外のハードウェアプラットフォーム:Nutanix では、クラウド・インフラストラクチャ・アズ・ア・サービス(IaaS)やベアメタルサーバーなど、Nutanix ブランド以外のハードウェアプラットフォームに関する構成や使用方法のサポートは提供していません。

サードパーティーの AI アプリケーション:Nutanix は、パートナーによってデプロイされた AI アプリケーション、またはお客さまが開発された AI アプリケーションについては、サポートを提供していません。

NAI でサポートされている Kubernetes のバージョン

Nutanix Enterprise AI(NAI)は、Nutanix Kubernetes Platform(NKP)を使用してデプロイされた Kubernetes に加えて、クラウド IaaS(インフラ・アズ・ア・サービス)プラットフォームや、Kubernetes を事前にインストールしたベアメタルプラットフォームへのデプロイメントが可能です。

Kubernetes の各バージョンとの互換性については、NAI のリリースノートをご覧ください。

サードパーティ統合

NAI には、サードパーティアプリケーションが統合されており、任意で利用できます。それぞれのサードパーティアプリケーションのサポートについては、各ベンダーにお問い合わせください。