プレスリリース
2022年3月22日
ハイブリッド・マルチクラウドは理想的なITモデルである一方、ヘルスケア業界における採用の遅れが明らかに
Nutanix Inc.(本社:米国カリフォルニア州、プレジデント兼CEO: Rajiv Ramaswami 以下、Nutanix)は、企業によるクラウドの採用状況を測定した「Nutanix Enterprise Cloud Index (ECI) 2021」のヘルスケア業界における調査結果を発表しました。ヘルスケア関連企業のクラウド採用状況は初期段階にあり、全世界の業界平均に比べると遅れが見られます。しかし、プライベートクラウドとパブリッククラウドを組み合わせたマルチクラウドITインフラストラクチャーの導入が進む世界的なトレンドに伴い、採用率は今後3年間で27%から51%まで上昇する見通しです。
世界的にマルチクラウドがITアーキテクチャーとして普及する中、ヘルスケア業界では、30%の回答者が、プライベートクラウドを最も一般的なIT導入モデルであると回答しています。ヘルスケア業界は規制が厳しく、セキュリティとプライバシーの観点から、IT環境の主要な構成要素としてのパブリッククラウドの採用に遅れが見られる傾向があります。マルチクラウドの採用は拡大傾向にあるものの、ヘルスケア関連企業にとって、クラウドの境界線を越えた複雑な管理は、引き続き大きな課題となっており、92%の回答者がマルチクラウドインフラストラクチャーの管理の簡素化が成功の要件であると答えています。また、相互運用性、セキュリティ、コスト、データ統合に関連する主要な課題に対処するには、回答者の90%が、プライベートとパブリッククラウド間での相互運用性を実現したIT運用モデルのハイブリッド・マルチクラウドモデルが理想的であると回答しています。
Nutanixのヘルスケア担当CTOであるJoseph Wolfgramは、次のように述べています。「マルチクラウドは定着しつつあるものの、ヘルスケア関連企業にとって、IT導入の意思決定の大半には規制の影響が及ぶことから、複雑性の問題やさまざまな課題は未だ残ります。マルチクラウドへの移行がどの段階にあるかにかかわらず、相互運用性を確保したプライベートおよびパブリッククラウドを組み合わせたハイブリッド・マルチクラウドITインフラストラクチャーを導入することは、ヘルスケア関連企業にとって重要な要素となっています。」
今回のヘルスケア業界向け調査では、現在のクラウドの課題や、ビジネスアプリケーションの現在の運用状況と、将来的な運用計画について質問しました。さらに、直近、現在、将来のITインフラストラクチャーの意思決定におけるパンデミックの影響と、それに伴うIT戦略と優先順位の変更の可能性についても尋ねました。今年のレポートの主な調査結果は、以下の通りです。
第4回目となる今回の調査は、NutanixがVanson Bourneに委託し、2021年8月~9月に、世界各国のIT部門の意思決定者1,700名を対象に行ったものです。本レポートは、「Nutanix Enterprise Cloud Index 2021」を補足する内容であり、ヘルスケア市場のITプロフェッショナル250名の回答に基づき、同業界におけるクラウド導入と計画のトレンドに焦点を当てています。ヘルスケアプロバイダーによるクラウドの計画、優先順位、実績を取り上げつつ、ヘルスケア業界のマルチクラウドの動向を他の業界や全世界の回答と比較しています。回答者の属性は多岐にわたり、南北アメリカ、欧州・中東・アフリカ(EMEA)および日本を含めたアジア太平洋(APJ)地域からさまざまな業界・規模の企業が対象となりました。
「Nutanix Enterprise Cloud Index」と調査結果についての詳細は、こちらをご覧ください。
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Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのパイオニアとして、お客様がビジネスの推進に集中できる、意識しなくて良いインビジブルなITインフラストラクチャー管理を実現しています。Nutanixのソフトウェアは世界中の企業に採用されており、単一のプラットフォームで、場所を問わずハイブリッドおよびマルチクラウド環境のあらゆるアプリを管理できるよう支援しています。詳細については、www.nutanix.com/jp をご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@NutanixJapan)。
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