4年連続となる今年も、Nutanixはグローバル企業によるクラウドの展開および導入プランの現状を把握することを目的とした委託調査を実施しました。
2021年8月~9月に、英国の調査会社Vanson Bourneは、世界各国のIT部門の意思決定者1,700名を対象に、現在はどこでビジネスアプリケーションを運用しているのか、将来的にどこで運用する予定なのか、クラウドに関してどのような課題を抱えているのか、そしてそのクラウドイニシアティブは他のITプロジェクトや優先事項と比較した場合に、どのような位置付けあるのかといった点について調査しました。さらに、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて、現在、そして将来のITインフラストラクチャーの意思決定に対するパンデミックの影響と、それに伴うIT戦略と優先順位の変更の可能性についても質問が行われました。
第4回年次ECIの回答者の属性は多岐にわたり、南北アメリカ、欧州・中東・アフリカ(EMEA)および日本を含めたアジア太平洋(APJ)地域からさまざまな業界・規模の企業が対象となりました。
過去1年で1つ以上のアプリケーションを新たなIT環境に移行
今後1~3年以内に、マルチクラウド環境での運用を想定
ハイブリッドマルチクラウドが理想的なIT運用モデルであることに賛同
1マルチクラウド(パブリックまたはプライベートの複数のクラウド環境を組み合わせたIT運用モデル)は、最も一般的に導入されているIT環境になっています。 また、採用が拡大傾向にある唯一のITモデルでもあります。回答者の全体の3分の1以上(36%) が現在、マルチクラウドを最も一般的な導入モデルとして利用しており、今後1〜3年でその採用率が64%まで上昇する見通しであることが明らかになりました。5,000人以上の従業員を抱える大企業の場合には、マルチクラウドの採用がさらに進んでおり、半数以上(57%) が既にマルチクラウドを利用していることが報告されています。これらの企業におけるマルチクラウドの浸透率は、今後1〜3年で 80% までに急上昇する見通しです。
2マルチクラウド環境間での相互運用性は非常に重要ですが、セキュリティからデータ統合までの複雑さは、依然として最大の懸念事項になっています。 マルチクラウドを利用している回答者の3分の1以上が、自社のクラウドは「完全に相互運用が可能」 (36%)としており、また半数以上 (56%) が、クラウド間で「ある程度」の相互運用を行っていることが報告されています。ただし、ほとんどの回答者 (87%)が、マルチクラウドの利用で成功を収めるためには、異なるプラットフォーム、ツール、ダッシュボード、そして構成アプローチを使用する混合型クラウドインフラストラクチャー全体での、より簡単な管理が不可欠となることに同意しています。彼らは、マルチクラウドにおける最大の課題として、クラウドの境界線を越えたセキュリティ (49%)、データ統合 (49%)、そしてコスト(43%) の管理を挙げています。またほとんどの回答者(83%) が、これらの課題への対処として、ハイブリッドマルチクラウドモデルが理想の形態でなることに賛同しています。
3パンデミックに伴い、ほぼすべての企業の事業形態が変化する中、マルチクラウドは新たな働き方をサポートします。 回答者の半数以上 (61%) が、パンデミックに伴い、より柔軟な勤務体制の実現に取り組んでいると答えています。大半の企業は、リモートで働く従業員の割合の増減はあるものの、当面の間はリモートワークが主流になると回答しています。マルチクラウドは、データを様々な場所に分散させることで、ユーザーの近接性と事業継続性を実現することで、こうした柔軟な環境をサポートするアジャイルなIT環境を提供します。
4アプリケーションモビリティは最優先事項です。 ほとんどの企業 (91%) は、過去1年で1つ以上のアプリケーションを新たなIT環境に移行させています。移行した最大の理由としては、セキュリティ (41%)が挙げられ、次にパフォーマンス(39%)、アプリケーションの制御 (38%)と回答しています。しかし回答者の 80% は、新たなクラウド環境へのワークロードの移行は、コストと時間がを消費すると考えています。この課題に貢献するのがコンテナ技術です。回答者の 82% が、現在あるいは今後12ヶ月以内に、コンテナは企業にとって重要なものとなるとしています。さらに半数 (50%) が、コンテナはパブリッククラウドインフラストラクチャーと、プライベートクラウドインフラストラクチャーを組み合わせて実行する上で、最適なものであるとしています。
5企業はより戦略的にITインフラストラクチャーを活用しています。 回答者の約4分の 3(72%) は、社内のIT機能は、1年前より戦略的になっていると回答しています。また、インフラストラクチャーモデルを変更するビジネス上の理由としては、リモートワークとコラボレーションの向上 (40%)や顧客サポートの改善 (36%)、事業継続性の強化 (35%)など、インフラストラクチャーモデルを変更すべきビジネス上の理由についても言及しています。さらに、セキュリティ (41%)やパフォーマンス (39%)、コスト (31%)などの要因に基づいて、企業は各ワークロードと最適なインフラストラクチャーを戦略的に組み合わせるようになっています。ユースケース毎に最適なクラウド環境を活用する、この「クラウドスマート」アプローチの採用は、マルチクラウド普及の主な原動力になっています。
主要な調査結果のセクションで述べたように、回答企業の大多数 (64%) が、3年以内に、プライベートまたはパブリックを問わず複数のクラウドを使用するマルチクラウド環境を最も一般的な導入モデルとして運用することになると予測しています。(現在の36%から増加)。従業員が5,000名以上の企業の場合、56% がマルチクラウドを採用済みと回答し、80% が今後1〜3年以内に採用予定としています。それでは、なぜマルチクラウドの利用が増えるのでしょうか?回答者は、アプリケーションの近代化 (53%)、ディザスタリカバリ (51%)、人工知能/機械学習 (AI/ML) といったクラウドネイティブなサービスとの統合 (49%)、開発・テストの俊敏性向上(49%)といったユースケースをトップに上げています。
プライベートクラウドのみの利用についても、2020年の23% から2021年の 25% へと、わずかながら増加しています。回答者の1/4 (25%) が、最も一般的に使用される導入モデルとしてプライベートクラウドをあげ、マルチクラウド (36%)に次いで高い割合となっています。さらに、従来型非クラウド対応データセンターの運用が 22% と続き、最も一般的なモデルとして、単一のパブリッククラウド環境のみを運用しているとする回答者は 16% に過ぎませんでした。
さらに、全回答者の1/4以上 (27%) が、現在複数のパブリッククラウドを使用していると回答しています。企業は、平均1.6のパブリッククラウドを使用しており、1年前の1.1から増加しています。来年はパブリッククラウドを使用しないとする回答者の割合は、半分以上減少すると予想され、これに応じて、クラウドを2つ以上採用する企業の割合が増加すると予想されます。(図 1)。
2021
今後12ヶ月間の予想
図1: パブリッククラウド利用の現況と計画
非クラウド型データセンターを運用している回答者は、近いうちにそこから移行すると考えており、1~3年後も従来のデータセンターを運用していると考えている回答者はわずか 5% です。 22% から 5%への減少は非常に大きく感じられるかも知れませんが、以前のECIの調査でも、旧式のデータセンターが急速にフェーズアウトするという、同様の傾向が示されており、決して驚くような結果ではありません。
企業には、旧式のデータセンターで引き続きサポートする必要がある、レガシーでミッションクリティカルなアプリケーションが存在しており、これらのアプリケーションをクラウド環境向けにリファクタリングしたり書き直すことは、当初の想定より大きな負担となると考えている可能性があります。また、既に 91% がハイパーコンバージドインフラストラクチャー(HCI)を導入、あるいは2年以内に導入予定であると回答するなど、データセンターの近代化に向けた、その他の手段を見出している企業が存在する可能性があります。
回答者のワークロードは、プライベートクラウド、パブリッククラウド、従来型データセンターに対して均等に分散していますが、既にマルチクラウドインフラストラクチャーを採用している企業では、パブリッククラウドの割合が大きくなっています。
図 2と図 3 は、全てのECI 回答者のエンタープライズワークロードの平均的な分布を、現在マルチクラウドを使用している回答者のワークロードの平均的な分布と比較したものです。後者については、パブリッククラウドの利用が大幅に増えています。
パブリッククラウド
プライベートクラウド
従来型データセンター**
不明
*パーセンテージは、最も近い整数に切り上げまたは切り捨てされています
**クラウド機能や他のクラウドへの接続が存在しないデータセンター
セキュリティ
クラウド間のデータ統合
クラウド全体のコスト管理
プライベートかパブリックに関わらず、マルチクラウドの採用が増加する中、企業はこのITモデルの課題に直面するようになっています。具体的には、回答者のほぼ半数がマルチクラウド導入における最大の課題として、セキュリティ (49%) および様々な環境間でのデータ統合 (49%) を挙げており、さらにクラウド全体のコストの管理 (43%) やアプリケーションパフォーマンス (42%)も、これに近い値となっています(図4)。
セキュリティ上の懸念
異なるクラウド環境間でのデータ統合
環境全体のコスト管理
ネットワークオーバーレイによるパフォーマンス上の課題
アプリケーションモビリティ
様々なインフラストラクチャーを横断したキャパシティプランニング
異なる環境を管理するチームのサイロ化
図 4: マルチクラウドにおける主な課題
現実的にほとんどの企業は、多様なクラウド環境の効果的な管理やクラウド間のワークロードの移行に苦慮している状況にあります。事実、ほとんどの企業(87%) が、マルチクラウドインフラストラクチャーを成功させるためには、複数のプロバイダーから提供されている、それぞれ異なるツールやダッシュボード、設定方法によるパブリッククラウドサービスの管理や運用を、よりシンプル化する必要があるとしています。
さらに、企業の 91% が過去12ヶ月間に、過去1年で1つ以上のアプリケーションを新たなIT環境に移行させている一方で、 80% がワークロードの別クラウド環境への移行にはコストと時間がかかるとし、77% がワークロードのポータビリティは中程度あるいは重大な課題だとしています。
この複雑な運用に、どのように対処したら良いのでしょうか?回答者の大多数(83%) が、プライベートとパブリッククラウドによるマルチクラウド間の相互運用性を備えたハイブリッドマルチクラウドこそが、IT運用モデルとして理想的であるとしています。これによって、より多くの企業が求めている現在のデジタルな世界を勝ち抜くための柔軟性と俊敏性を提供できると共に、システム運用を大幅に簡素化することが可能となります。
このモデルによって、セキュリティやデータガバナンスのポリシーを均一に適用できる統合クラウド環境を提供することで、セキュリティやデータ統合、さらにアプリケーションモビリティなど、マルチクラウドを導入する上での重要な課題に対応できるようになります。
ハイブリッドマルチクラウドモデルの場合には、クラウド環境全体の運用と管理を統合的、かつ相当なレベルで自動化できるツールを採用する必要があります。ECIの回答者の 3/4 以上(79%) が、現状、ビジネス需要への対応に必要なITスキルが不足していると回答していることを考えれば、多くの企業にとって、運用の簡素化が今後1年間での重要な焦点となりそうです。
IT業界が10年間におよぶクラウドコンピューティング経験を積んできた今、企業は、万能だと言われた取り組みが、必ずしも望ましい業務成果を保証するわけではないことを理解しています。企業が全面的なクラウドファースト戦略を離れ、どのワークロードをどこで実行すべきか、という点を慎重に考えるようになった結果、ハイブリッドマルチクラウドが最も理想的なモデルとなっています。しかし、これは戦略実行の初期段階に過ぎません。
セキュリティやコンプライアンス規制、アクセシビリティ、パフォーマンス、コスト、そしてアプリケーションがライフサイクルのどこに位置するのかといった要因に応じて、ワークロードやアプリケーション毎に「最適」なクラウド環境が存在するというのが、クラウドに関する現在の考え方です。しかし、これらの要因は時間と共に変化する場合があります。
ITリーダーは、それぞれのアプリケーションに最適なクラウドをどのように見極めればよいのでしょうか。いくつかの決定は、各企業独自の状況に依存するかもしれませんが、ECIの回答から幾つかの傾向を特定することができます。
プライベートクラウドの選択が最大の回答数となったのは、データベース、ディザスタリカバリ、および人事アプリケーションを稼働させる場合でした。パブリッククラウドがトップになったのは、カスタマーリソース管理(CRM)/カスタマーエクスペリエンス、仮想デスクトップインフラストラクチャー(VDI)/リモートワークステーション管理、そしてコラボレーションおよびコンテンツ管理アプリケーションでした。エンタープライズリソースプランニング(ERP)とビッグデータアプリケーションの場合には、プライベートクラウドまたはパブリッククラウドを「最適」とした回答は同程度でした (図5)。
プライベートクラウド
パブリッククラウド
3層型データセンター
図5: アプリ別の「最適な」インフラストラクチャー
回答者の選択結果は、クラウドスマート戦略の初期段階を反映したものとなっています。データベースやコラボレーション、コンテンツ管理アプリケーションを除いて、ほとんどのアプリケーションで特定のクラウド環境を強く望んでいるわけではありませんでした。従来の3層型のデータセンターは、全てのアプリでかなりの数の支持を獲得し続けていますが、これらのアプリの多くは、当初からその環境で実行できるように構築されていた思われます。
さらに、回答者の半数(50%)が、コンテナ化アプリケーションは、パブリッククラウドとプライベートクラウド両方で実行できる必要があると回答しました。この回答は、条件や要件、あるいは規制の変更に応じて、アプリを移行させる必要があることを反映しています。全ての依存関係を維持したままアプリケーションをコンテナ化することで、必要に応じて簡単かつ迅速に移行することが可能となります。アプリは様々なクラウド環境を出入りする可能性があるため、全てのクラウド環境でコンテナ化アプリを実行できるようにしておくことが効果的です。
前述のように、アクセシビリティ、パフォーマンス、セキュリティ、規制コンプライアンス、コスト、事業継続性など、アプリケーション毎に様々な要件があり、これらは時間の経過と共に変化する可能性があります。例えば、特定のワークロードやアプリケーション向けに長期間パブリッククラウドを使用した場合、コストに対する影響が発生します。様々な規模や予算を持つ企業が存在する中、パブリッククラウドサービスは、初期コストを低減し、競争の場を平準化するといった点で優れたものとなっています。但し、クラウドサブスクリプションの支出が、インフラストラクチャーを長期的に「レンタル」するコストとして、時間の経過と共にオンプレミスのサポートコストを大幅に上回る可能性もあります。ほぼ全て (91%) の回答者が、過去1年間にアプリケーションを特定のインフラストラクチャーから別のインフラストラクチャーに移行したことがあるとし、 31% がその理由としてコストを挙げています。
特定のデータベースなど一部のアプリでは、ローカルネットワークのパフォーマンスが必要になる場合があり、回答者の39%がワークロードを移行させた理由として、パフォーマンスを挙げています。
セキュリティや規制準拠に関して言えば、一部の業界および政府の規制により、オンサイトのデータストレージが義務付けられています。さらにテクノロジーが進み、リスクのタイプが進化すると、どの環境が最も安全かという認識もまた変化します。過去1年間にインフラストラクチャー間でアプリケーションを移行した 91% の回答者のうち41% がセキュリティを移行理由として挙げています。
昨年、インフラストラクチャー間でアプリを移行させる主な理由はセキュリティでしたが、全く新しいインフラストラクチャーや追加のインフラストラクチャーを導入する推進力として、という回答も7位 (30%) にランクされました。特にマルチクラウド環境では、より業務戦略的な理由によってインフラストラクチャーに対する投資が促進されていると考えられます(図6)。
リモートワークやコラボレーションをサポートするため
お客様により優れたサポートを提供するため
バックアップ、事業継続性、ディザスタリカバリを強化するため
AI/機械学習などのテクノロジーを利用するため
より容易にかつオンデマンドで拡張できるようにするため
コストの削減
経営戦略/要求の一部として
セキュリティが優先され、今のモデルではセキュリティが十分とは言えないため
俊敏性を向上し、サイロを排除するため
単一のベンダーへのロックインを回避するため
アプリのモダナイゼーションを行うため
迅速なアプリ開発とテストのため
サードパーティのクラウド環境では重要なアプリケーションを簡単に実行できないため
図 6: IT導入モデル変更の背後にあるトップ要因
C(経営幹部)レベル
VS
IT意思決定者
COVID-19(新型コロナウィルス感染症)によるパンデミックは、ITに関わらう意思決定と戦略に影響を与え続けており、ITチームはさらに幅広くビジネスを強化する分野に注力するようになっています。パンデミックによって、企業が以前とどのように異なる対応を取るようになったかという質問に対しては、より柔軟な仕事の方法を従業員に提供(61%)、事業継続性の強化(53%)、デジタルカスタマーエクスペリエンスに焦点を充てる(53%)、競争力を高める方法を模索 (43%)、という回答が上位に挙がっています。
回答者はまた、セキュリティ体制の強化 (62%)、AIベースのセルフサービステクノロジーの実装 (56%)、そして既存のITインフラストラクチャーのアップグレード (53%)に重点を置いてIT支出を増やしたとしています。
興味深いことに、C(経営幹部)レベルの回答者 (53%)の多くが、IT意思決定者 (42%)と比較して、自社のセキュリティ体制を重要視しています。全体としてほぼ同数の回答者 (44%) が、まだ改善の余地があると考えています。
企業はセキュリティ全般の改善を、今後12〜18ヶ月間でのIT関連の最優先事項と位置付けています(49%)。セキュリティに続いて、ハイブリッドワークやリモートワークをサポートすると思われる5Gの導入や、ストレージの拡張、マルチクラウドの管理・運用の改善などが挙げられています。
セキュリティ全般の改善
5Gの実装
ストレージテクノロジー/機能
マルチクラウドの管理と運用効率の向上
AI/機械学習と自動化サービスの採用
データベーステクノロジー/機能
バックアップ、事業継続性およびディザスタリカバリ
クラウドネイティブテクノロジーの開発や実装
図 7: 今後12〜18ヶ月間でのIT関連優先事項
プライベートクラウドとパブリッククラウドが混在するマルチクラウドITインフラストラクチャーへの進化が進んでいます。ITインフラストラクチャーを最適化するためには、条件や要求の変化に応じて、ワークロードを最適な環境に置く必要があるという点を企業側が認識する必要があります。
企業がこの柔軟なビジョンを完全にに実行するために、次のことを実現することが求められています。
このような背景もあり、多くの企業が求める柔軟性と運用効率の両方を実現する、新しい理想的なITモデルとしてハイブリッドマルチクラウドが登場したのです。マルチクラウドがより現実的なものになるにつれ、企業はこれらの戦略の遂行に伴う複雑さを軽減する方法を、これまで以上に求めるようになっています。企業は、今後数年間以内に複雑な管理作業から解放され、ITインフラストラクチャーが自分達のために十分機能する方法を見出せることを期待しています。そしてハイブリッドマルチクラウドこそが、その役割を担うことができるのです。