プレスリリース

「Nutanix Enterprise Cloud Index 2021」の調査結果を発表

プレスリリース
2022年1月21日

マルチクラウドの導入が拡大する中、企業がハイブリッド・マルチクラウドに注目していることが明らかに

Nutanix Inc.(本社:米国カリフォルニア州、プレジデント兼CEO: Rajiv Ramaswami 以下、Nutanix)は本日、企業によるクラウドの採用状況を測定した、第4回目となる「Nutanix Enterprise Cloud Index (ECI) 2021」の調査結果を発表しました。調査によると、マルチクラウドは現在、最も一般的に使用される導入モデルであり、採用率は今後3年間で64%まで上昇する見通しであることが明らかになりました。しかし、複数のクラウドにまたがる、複雑な管理は、企業にとっては引き続き大きな課題であり、マルチクラウドを成功させる上で、混合型クラウドインフラストラクチャーの管理の簡素化が必要な点には、回答者の87%が同意しています。また、相互運用性、セキュリティ、コスト、データ統合に関連する主要な課題に対応する上で、ハイブリッド・マルチクラウドモデルが理想の形態であることには、回答者の83%が賛同しています。

今年の調査では、現在のクラウドの課題や、ビジネスアプリケーションの現在の運用状況と、将来的な運用計画に関する質問が行われました。さらに、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて、現在、そして将来のITインフラストラクチャーの意思決定に対するパンデミックの影響と、それに伴うIT戦略と優先順位の変更の可能性についても質問が行われました。

主な調査結果は、以下の通りです。

  • クラウドの境界線を越えたセキュリティ(49%)、データ統合(49%)、コスト(43%)の管理は、マルチクラウドの重要な課題です。マルチクラウドは最も一般的に利用されている運用モデルであり、唯一成長が見込まれる形態ですが、ほとんどの企業は、プライベートとパブリックを横断した複数のクラウド環境にまたがる運用に課題を抱えています。こうした課題がなくなることはなく、クラウドに対して万能なアプローチが存在しないことは、ITリーダーの間で共通認識になりつつあります。そのため、回答者の過半数がプライベートとパブリックの両方の環境を持ち、両方のクラウド間で相互運用性を実現したIT運用モデルのハイブリッドマルチクラウドが理想的であると考えています。
  •  パンデミックに伴い、ほぼすべての企業の事業形態が変化する中、マルチクラウドは新たな働き方をサポートします。回答者の過半数(61%)は、パンデミックに伴い、より柔軟な勤務体制の実現に取り組んでいると答えています。大半の企業は、リモートで働く従業員の割合の増減はあるものの、当面の間はリモートワークが主流になると回答しています。マルチクラウドは、データを様々な場所に分散させることで、ユーザーの近接性と事業継続性を実現することで、こうした柔軟な環境をサポートするアジャイルなIT環境を提供します。
  • アプリケーションモビリティは最優先事項です。ほとんどの企業(91%)は、過去1年で1つ以上のアプリケーションを新たなIT環境に移行させています。しかし、回答者の80%は、新たなクラウド環境へのワークロードの移行は、時間とコストを消費すると考えています。移行の理由として最も多く挙げられたのはセキュリティ(41%)であり、次いでパフォーマンス(39%)とアプリケーションの制御(38%)と回答しています。
  • 企業はより戦略的にITインフラストラクチャーを活用しています。回答者の約4分の3(72%)は、社内のIT機能は、1年前より戦略的になっていると回答しています。また、インフラストラクチャーモデルを変更するビジネス上の理由としては、リモートワークとコラボレーションの向上(40%)、顧客サポートの改善(36%)、事業継続性の強化(35%)が挙げられています。さらに、セキュリティ(41%)、パフォーマンス(39%)、コスト(31%)などの要因に基づいて、企業は各ワークロードと最適なインフラストラクチャーを戦略的に組み合わせるようになっており、これがマルチクラウドの拡大の主な原動力になっています。

Nutanixのプレジデント兼CEOであるRajiv Ramaswamiは、次のように述べています。「企業がITをこれまで以上に戦略的に捉え、活用するようになった一方で、マルチクラウドの複雑性が、クラウドの成功を阻む課題を生み出しています。これらの複雑性を解決することで、クラウドをゴールではなく運用モデルとする、新しいハイブリッドマルチクラウドモデルへの道が開かれつつあります。」

第4回目となる今回の調査は、NutanixがVanson Bourneに委託し、2021年8月~9月に、世界各国のIT部門の意思決定者1,700名を対象に行ったものです。回答者の属性は多岐にわたり、南北アメリカ、欧州・中東・アフリカ(EMEA)および日本を含めたアジア太平洋(APJ)地域からさまざまな業界・規模の企業が対象となりました。

「Nutanix Enterprise Cloud Index 2021」と調査結果についての詳細は、こちらをご覧ください。

(以上)

Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのパイオニアとして、お客様がビジネスの推進に集中できる、意識しなくて良いインビジブルなITインフラストラクチャー管理を実現しています。Nutanixのソフトウェアは世界中の企業に採用されており、単一のプラットフォームで、場所を問わずハイブリッドおよびマルチクラウド環境のあらゆるアプリを管理できるよう支援しています。詳細については、www.nutanix.com/jp をご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@NutanixJapan)。

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