Nutanix、データプラットフォームの価値をあらゆる環境のKubernetesに拡大するCloud Native AOSを発表

*本リリースは米国・ワシントンD.C.で現地時間2025年5月7日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。原文はこちらをご参照ください。

プレスリリース
2025年5月8日

ミッションクリティカルなデータのレジリエンスを備えた、真にポータブルなクラウドネイティブアプリケーションをあらゆる環境で容易に開発可能に

Nutanix Inc.(本社:米国カリフォルニア州、プレジデント兼CEO: Rajiv Ramaswami 以下、Nutanix)は本日、ハイパーバイザーを必要としない、Nutanixのエンタープライズ向けストレージと高度なデータサービスを、ハイパースケーラーKubernetes®サービスやクラウドネイティブのベアメタル環境へと拡張する、Cloud Native AOSソリューションを発表しました。

データの分散化が進む中、データセンター、ベアメタルのエッジロケーション、クラウドネイティブのハイパースーケラーにおいて、Kubernetesインフラストラクチャー全体のデータを保護・複製・復旧する一貫した方法が求められています。これまでは、ベアメタル、仮想化、コンテナ化されたインフラストラクチャーで動作可能な一元的なデータプラットフォームはありませんでした。

Cloud Native AOSは、クラウドやベアメタルといったあらゆる環境のクラウドネイティブ・インフラストラクチャーで直接実行可能なストレージサービスとデータサービスを提供し、上記の複雑な問題を解決します。新ソリューションはハイパーバイザーを必要とせず、ユーザーは分散型のハイブリッドクラウド環境でストレージを統合管理することができます。

また、新ソリューションは、あらゆる環境のKubernetesアプリケーションとそのデータを対象に、運用開始後のインテリジェントな運用をシンプル化します。Cloud Native AOSは、データ、Platform-as-a-Service、AI向けプラットフォームの基盤として、レジリエンスと実績を備えたNutanixのAOSソフトウェアを、クラウドとベアメタルの環境のステートフルなネイティブKubernetesクラスターへと拡張します。

Nutanixの製品管理部門シニア・バイスプレジデントであるThomas Cornelyは、次のように述べています。「Nutanixはこれまで、仮想データセンターで高度なデータサービスを提供するエンタープライズグレードのインフラストラクチャーとして、包括的なプラットフォームを構築してきました。今後はパブリッククラウドやベアメタルのKubernetesサービスを利用するクラウドネイティブ・インフラストラクチャーのユーザー向けにNutanixプラットフォームの提供を拡大することで、エンタープライズレベルのレジリエンス、運用開始後の運用、セキュリティを提供していきます。」

主なメリットは以下の通りです。

  • あらゆるアプリケーションに対応した直ちに利用可能な回復力:Cloud Native AOSは、Kubernetesインフラストラクチャーにレジリエンスを提供し、コンテナ化されたアプリケーションとそのデータを、アベイラビリティゾーン、クラウド、オンプレミス間で統合されたディザスタリカバリ機能で保護します。
  • クラウドネイティブのモビリティ:オンプレミスのコンテナ環境にアプリケーションを復元する機能など、サイト間で最適に配置されたアプリケーションとデータのシームレスな移行により、顧客企業はクラウドネイティブアプリケーションを構築・展開できます。
  • 統合型のデータ管理:本ソリューションにより、開発者はKubernetes APIを使用することで、アプリケーションのデータ管理のあらゆる側面を自動化し、セルフサービスで管理できます。

株式会社ネットワールドの執行役員兼技術本部長である鶴園 一誠氏は、次のように述べています。「ネットワールドは、コンテナアプリケーションのランタイム・プラットフォームに取り組んでいます。Cloud Native AOSを活用することで、アプリケーションのポータビリティを強化しつつ、クラウドのアベイラビリティゾーンとリージョンを横断してデータを保存できると同時に、オンプレミス環境でもデータの移行とディザスタリカバリを促進できます。私たちは、本製品がコンテナアプリケーションにとって画期的な存在になると期待しています。さらに、ネットワールドの日本のパートナーにもサポートの提供を計画しています。」

Bacher SystemsのITコンサルタントのManfred Pichlbauer氏は、次のように述べています。「Cloud Native AOSの早期アクセスプログラムへの参加は、当社にとって最高の経験となっています。Cloud Native AOSプラットフォームは、スピード、拡張性、信頼性で新たな基準を打ち立て、最も高負荷なワークロードにも対応できるよう設計されています。これにより、企業はより迅速に行動し、よりスマートに保存しつつ、容易な拡張が可能となり、かつてない高水準のパフォーマンスを引き出せます。」

Cloud Native AOSは現在、Amazon EKSで早期アクセス版を提供しており、今夏に一般提供を開始する予定です。ベアメタル・サーバーでのオンプレミス・コンテナ環境向けの早期アクセス版については、年内の提供開始を予定しています。

Cloud Native AOSの技術的な詳細については、技術ブログをご覧ください。

IDCのインフラストラクチャー・リサーチ・バイスプレジデントであるDave Pearson氏は、次のように述べています。「アプリケーション・オーケストレーションでKubernetesを採用する企業が増加しており、ビジネスSLA(サービス品質保証)を達成しながら、こうしたクラウドネイティブアプリケーションを既存のワークフローに統合することが課題となっています。Cloud Native AOSは、データのモビリティとディザスタリカバリを、クラウドネイティブアプリケーションのデータ永続性レイヤにもたらし、AOSストレージシステムの新たな展開モデルを提供することで、こうしたギャップの解消に寄与します。」 

(以上)

Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、クラウド間でアプリケーションやデータを運用するための単一プラットフォームを企業に提供しています。Nutanixの活用により、企業は複雑さの軽減と運用の簡素化を実現し、ビジネスの成果に集中することが可能になります。Nutanixはハイパーコンバージドインフラストラクチャーのパイオニアとしての実績をもとに、一貫したシンプルかつコスト効率の高いハイブリッドマルチクラウド環境の構築を支援し、世界中の企業から高い信頼を獲得しています。詳細については、www.nutanix.com/jpをご覧ください。または@NutanixJapanより、フォローしてください。

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