Nutanix クラウドインフラ–コンピュート（NCI-C）

[ご注意] 本ページは、Nutanix Cloud Infrastructure - Compute (NCI-C) データシートの参考和訳です。日本のお客さまやパートナーさまに Nutanix Cloud Infrastructure-Compute (NCI-C) データシートの内容を理解していただきやすいよう、ご参考のために掲載するものであり、それ以外の目的のためのご利用や法的効力を生じさせることを意図しておりません。本ページの記載内容と Nutanix Cloud Infrastructure-Compute (NCI-C) データシートの記載内容に齟齬がある場合は、Nutanix Cloud Infrastructure-Compute (NCI-C)データシートの記載内容が優先します。

主な機能とソフトウェアオプションウェアオプション

Nutanix クラウドインフラ – コンピュート（NCI-C）は、認定ストレージパートナーと連携し、厳しい要件を持つミッションクリティカルなアプリケーションをサポートする、エンタープライズ向けの仮想化プラットフォームです。

スナップショットやクローン操作をストレージパートナーに委ねることで、効率的なコピーデータ管理を可能にします。さらに、Nutanix のレプリケーション技術により、VM 単位の詳細なディザスタリカバリを自動化します。

多層的なセキュリティ機能として、マイクロセグメンテーション、最小権限アクセス、コンプライアンス対応のガードレールを備えており、これらは認定ストレージパートナーによるストレージレベルの暗号化によって支えられています。こうした仕組みにより、ミッションクリティカルな環境を堅牢に保護します。

NCI-C は、金融、医療、政府など、高度な規制要件が求められる業界におけるミッションクリティカルなアプリケーションのサポートに最適です。

NCI-C の構成要素

Nutanix AHV：エンタープライズグレードの仮想化機能を備えた、軽量なクラウドハイパーバイザー。
Nutanix AOS：VM のディザスタリカバリ自動化機能を備え、ストレージアレイと統合して VM コピーデータ管理を提供する高度な VM データストレージ。
Prism：インフラ管理、認証、RBAC、既存の管理システムと連携するための REST API などの機能を提供する Prism Element および Prism Central を含む管理ユーザーインターフェース（UI）。
Insights：Nutanix で管理されているインフラに関するプロアクティブなアラートとサポート。
ライフサイクル管理（LCM）： アップグレードの調整と管理。

NCI-C のエディション

	NCI-C STARTER	NCI-C PRO	NCI-C ULTIMATE
	基本的なインフラ機能のセット	NCI-C Starter の全ての機能、および充実したデータサービス、強化されたレジリエンスと管理機能	NCI-C Pro の全ての機能、および複雑なインフラ課題に対応するための Nutanix ソフトウェア機能のフルスイート
利用可能な機能	限定的なワークロードでの小規模展開（オンプレミスのみ）	複数のアプリケーションまたは大規模な単一のワークロードを展開（オンプレミス／パブリッククラウド）	マルチサイト展開および高度なセキュリティ要件（オンプレミス／パブリッククラウド）
エンタープライズデータサービス
異種混在クラスタにおける最大クラスタサイズ	無制限	無制限	無制限
VM 中心のスナップショットとクローン
オンラインでのクラスタ拡張/縮小
データパスの冗長性
可用性ドメイン	ノード	ノード、ブロック、ラック	ノード、ブロック、ラック
ストレージサービスの統合
クラスタ内 VM 向けのボリュームグループ
外部からのアクセスが可能なボリュームグループ	Nutanix のバックアップのみ	Nutanix のバックアップのみ	Nutanix のバックアップのみ
データ保護とディザスタリカバリ
非同期レプリケーション（RPO = 1 時間以上）
アプリケーション整合性スナップショット
セルフサービスリストア
マルチサイトDR（多対 1、1 対多、多対多）
ランブックの自動化による高度な DR オーケストレーション
セキュリティ
クライアント認証
クラスタロックダウン
エンタープライズコンピューティング
Nutanix AHV ハイパーバイザー
Credential Guard
vGPU および GPU パススルー
高可用性（HA）保証フェイルオーバー
Nutanix Kubernetes Platform		NKP Starter	NKP Starter
VMホストアフィニティポリシー
高度なプロセッサ機能
自動クラスタ配置
VM：VM アフィニティ
クロスクラスタライブマイグレーション
ネットワーキングとネットワークセキュリティ
オーバーレイネットワーキング
マイクロセグメンテーション
Nutanix Security Central
管理とアナリティクス
Prism Central によるマルチクラスタ管理
インフラの管理・監視・健全性
エンタープライズ認証と RBAC
REST API
包括的な検索
Insights
ライフサイクル管理（LCM）
Foundation

NCI-C Pro 向けのアドオンオプション

高度なディザスタリカバリ	セキュリティ
ランブックの自動化による高度な DR オーケストレーション	ネイティブなキー管理サーバー

利用可能な SKU

タイプ	本番環境	ミッションクリティカル	政府機関向け PR	政府機関向け MC
STARTER	SW-NCI-C-STR-PR	SW-NCI-C-STR-MC	SW-NCI-C-STR-FP	SW-NCI-C-STR-FM
Pro	SW-NCI-C-PRO-PR	SW-NCI-C-PRO-MC	SW-NCI-C-PRO-FP	SW-NCI-C-PRO-FM
Ultimate	SW-NCI-C-ULT-PR	SW-NCI-C-ULT-MC	SW-NCI-C-ULT-FP	SW-NCI-C-ULT-FM

エディション
STR：Starter
PRO：Pro
ULT：Ultimate

アドオン
ADR：高度なディザスタリカバリ
SEC：セキュリティ
NCM：Nutanix クラウドマネージャー

サポートレベル
PR：Production Support（プロダクションサポート）
MC：Mission Critical Support（ミッションクリティカルサポート）
FP：Federal Production Support（政府機関向けプロダクションサポート）
FM：Federal Mission Critical Support（政府機関向けミッションクリティカルサポート）

料金、デプロイメント、ライセンス利用規約

価格

NCI-C はコア単位の料金設定になっており、ライセンス購入の際は、ライセンス対象のクラスタのキャパシティ全体の総コア数をカバーするライセンスが必要です。

デプロイメント

NCI-C の期間ライセンスは、ハードウェアプラットフォームの Web サイトに記載されているように、特定のプラットフォーム上で実行され、特定のプラットフォーム間で移動できます。
NCI-C ライセンスは AOS 7.1 以降で利用可能で、Prism Central 2024.3.1 以降のバージョンと NCC 4.5.0 以降が必要です。
NCI-C Pro および Ultimate のクラスタとストレージサイズの制限については、Nutanix ポータルの Nutanix 構成の最大値を参照してください。

ライセンス利用規約

全ての SKU は期間ライセンスであり、12 か月から 60 か月の間で任意の期間を設定できます。ソフトウェアとサポートを継続して利用するには、ライセンスの更新が必要です。
NCI-C ライセンスには、最低 2000 コアが必要です。
ディザスタリカバリの各サイトは個別のライセンスが必要です。
暗号化のサポートは輸出法の対象になります。法律の適用などの詳細については、アカウント担当者にお問い合わせください。
Nutanix エンドユーザー使用許諾契約は、全ての NCI ソフトウェアに適用されます。