デジタル主権に対応し、インサイト主導の統合クラウド運用を実現:Nutanix Cloud Manager 2.x の新機能

デジタル主権に対応した、次世代のマルチサイト・クラウド管理機能

執筆者:Mayank Gupta, Nutanix ハイブリッドクラウドGTMディレクター /  Amit Gupta Nutanix プロダクトマネジメント・シニアディレクター

現代のITチームは、断片化されたハイブリッド環境の運用、デジタル主権や規制要件をサポートするためのデータと管理インフラの制御、そして環境全体の見通しを妨げるブラインドスポット(死角)という課題に直面しています。Nutanix Cloud Manager (NCM) 2.x(バージョン2.0および近日公開の2.1)は、こうした現実に即して構築されました。NCM 2.xは、IT担当者やリーダーに対し、デジタル主権を考慮した展開オプションと豊富なインサイトを提供し、NutanixおよびVMware環境にまたがる「構築、運用、統制」を統合プラットフォーム上で実現します。

NCM 2.xにより、Nutanixは様々なモジュールを単一のエクスペリエンスへと統合しました。これは Nutanix Central を介してオンプレミスで動作し、マルチサイト環境へとスケールアップするとともに、可観測性とセルフサービスのカスタマイズ性を向上させます。その結果、グローバル企業やサービスプロバイダーは、制御、スピード、柔軟性の間で妥協を強いられることなく、要件を満たす単一のプラットフォームを手にすることができます。

エンタープライズグレードのレジリエンスを備えた主権の制御

これは、管理プレーンを自らの条件で運用することを意味します。つまり、完全に自社の制御下に置き、高可用性を考慮して設計され、プライベートクラウドの真の経済性を反映したコストの可視化に裏打ちされているということです。

  • 容易かつ統合されたNutanix Central-NCM (NC-NCM) 展開: NCM 2.0がオンプレミスのNutanix Central内で動作するようになりました。これにより、ハイブリッド環境全体にまたがる運用、セルフサービス、コストガバナンスのための統合プラットフォーム・エクスペリエンスを維持しながら、管理プレーンの完全な所有権を確保できます。
  • レジリエントで復旧可能なコントロールプレーン: 組み込みのバックアップ・リストア機能がNCMの設定データを保護します。同一または新しいクラスターへのリストア、およびバックアップのスケジュール実行が可能で、インシデント発生後も重要なポリシーや設定を迅速に復旧できます。
  • プライベートクラウドへの財務的な透明性: 「Cost Governance(コストガバナンス)」機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファシリティ、通信、サービス、人件費を合算したTCO(総所有コスト)モデルを適用します。これにより、VM1台あたりの時間単価といった現実的なユニットコストを導き出します。さらに、スナップショットのメータリング、vSphereライセンス体系への適合、シンプル化された期間ベースの設定などの機能強化も図られています。

「Nutanix Central上の新しいNCM展開オプションにより、大規模エンタープライズは、デジタル主権に対応し、拠点間で統合され、あらゆる規模の自動化に向けたインサイト主導型の単一クラウド管理プラットフォームから、自社のクラウドを『構築・運用・統制』することが容易になります。」

拠点間をまたぐ大規模な統合運用

複数のPrism CentralおよびvCenterを統合し、一貫性のあるマルチサイト環境へと変貌させます。単一の管理画面を通じて運用されるこの環境により、大規模な環境における導入、可観測性、および運用がシンプル化されます。

  • すべてのクラスター、すべての拠点に共通のポリシーを: 大きな節目として、NCM 2.0は複数のPrism CentralやVMware vCenterをまたぐマルチサイト・マネージャーへと進化しました。VMやクラスターのインベントリ、アラート、イベント、監査、AIOpsシグナルを集約し、一度定義したアラートポリシーやプレイブックを全ドメインに適用できます。マルチPC管理により、プロバイダーやアカウントを越えてデータを集約できるため、ワークロードの最適な配置場所、拡張がリソースに与える影響、移行や統合によるキャパシティ状況の変化を的確に把握できます。
  • 共通アカウント・オンボーディング・サービス: 新しい自動ワークフローにより、複数のPrism Centralドメインを「アカウント」としてNCMに簡単に追加できます。事前チェック、リソース構成、安全なデータパイプライン構築を自動化し、導入初期(Day-0/Day-1)のセットアップを効率化します。
  • 環境規模に合わせたエンタープライズ機能: NCM 2.0では、最大約10,000台のVM環境向けの「ミディアム」、および約2,500台のVM環境向けの「スモール」(近日公開のNCM 2.1にて提供)のフォームファクターを用意しています。いずれもNutanix Centralによる完全な「構築・運用・統制」機能を提供し、リソースプロファイルや顧客セグメントに最適化されています。

より深いインサイトと自動化の効率向上

重要なシグナルを抽出して自動化の入力を標準化し、各チームが自信を持って迅速に動けるよう、可観測性とセルフサービスを最適化します。

  • インフラの統計だけでなく「ビジネス」を監視: 50種類以上の標準的な派生メトリクスを追加しました。コンピュート、ストレージ、メモリにわたるキャパシティやホストのインサイトを事前集約して提供します。例えば「起動中のVMに割り当てられたメモリ」といった複合メトリクスにより、予防的な計画と最適化を支援します。
  • 大規模自動化のためのグローバル変数: NCM Self-Serviceに、自動化入力のための集中管理レイヤーを導入しました。変数を一度定義すれば、複数のブループリントやランブックで再利用でき、変更時には参照先すべてに自動反映されます。
  • カスタムメトリクス(近日提供予定): プラットフォームの基本指標、計算処理、柔軟なフィルターを組み合わせて、ビジネスに即した独自のKPIを定義できます。これを分析や自動化に組み込むことで、特定の環境に応じた予防的なアラート通知や修復が可能になります。
  • カスタムダッシュボード(近日提供予定): 役割やユースケースに応じたビューを作成できます。豊富な可視化オプション、ドリルダウン、しきい値設定、1-クリックレポート機能により、オペレーター、管理者、経営層がそれぞれの立場に最も関連性の高いインサイトを確認し、アクションを起こせるようになります。
  • Self-Serviceにおけるカスタムフォーム(近日提供予定): ブループリントやランブックの起動画面をカスタマイズできます。エンドユーザーには不要な技術的パラメーターを隠しつつ、運用・セキュリティチームが必要とする情報の収集と制御を確実に実行できます。

次世代の「構築・運用・統制」プラットフォーム

Nutanix Cloud Manager 2.x は、デジタル主権に対応し、マルチサイト規模で統合され、自動化のためのインサイトに裏打ちされた次世代プラットフォームです。ドメイン、ワークロード、コストシグナルを一箇所に集約し、柔軟な展開と可観測性を提供することで、ITチームが自信を持って迅速に行動できるよう支援します。単一リージョンの運用であれ、グローバルに分散した機密性の高い環境であれ、NCM 2.xがその基盤となります。

NCM 2.xの詳細および主要機能については、以下の関連ブログ記事をご覧ください。

  • プラットフォーム: One Platform, One Experience(一つのプラットフォーム、一つのエクスペリエンス)

  • 構築 : あらゆるユーザー層に対応する、スケーラブルなセルフサービス

  • 運用 : エンドツーエンドで実現する、エンタープライズ級の可観測性

  • 統制 : オンプレミスでもオンデマンドでも。コスト・インテリジェンスの活用

提供開始時期

NCM 2.0は、現在すべての組織でご利用いただけます。NCM 2.1は近日公開予定です。

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