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Project Beacon のご紹介

著者: Nutanix  プロダクトマネージメントシニア VP Thomas Cornelly

May 9, 2023 | min

本日、Nutanix は Project Beacon を発表しました。Beacon により、データ中心のプラットフォームサービスの構築、顧客への提供方法を完全に一変させます。この複数年にわたる取り組みのビジョンは、開発者がアプリケーションを一度構築すれば、その後は環境を問わず実行可能にすることをめざしています。

これは難題ですが、解決すべき重要な問題です。

Database-as-a-Service などのデータ中心のプラットフォームサービスは開発者や運用チームに広く利用されています。サービス自体の管理と保守の手間をかけずに、最新のアプリケーションをサポートするために必要な強力なデータ処理機能に容易かつ迅速にアクセスできます。その結果、開発者の生産性が向上し、データベースとデータ サービスの管理が簡素化され、新しいソフトウェア製品や機能の市場投入までの時間が短縮されます。

多くの企業は、 ハイブリッド/マルチクラウドアーキテクチャを採用しているか、今後採用する予定です。さまざまな理由で採用が進んでいますが、最も重要な点は、コスト、コンプライアンス、待機時間、またはその他の要因に基づいて、オンプレミス、コロケーション施設、パブリッククラウド、エッジなど、さまざまな運用環境でさまざまなワークロードとアプリケーションを実行する柔軟性を提供することです。

企業はアプリケーションのポータビリティと強力なデータ中心のプラットフォームサービスへのアクセスの両方を望んでいますが、現在ではどちらか一方しか持つことができないのが実情です。コンテナや Kubernetes によって、アプリケーションは環境間でポータブルになりましたが、アプリケーションに関連するデータを管理、処理、分析するためのプラットフォームサービスは、特定のクラウドに縛られています。その結果、任意の動作環境でアプリケーションを動かすことができますが、必要なデータサービスを提供するためには、さまざまな異種のサービス、ソフトウェア、プロセスを採用する必要があります。

例えば、開発チームが AWS 上のコンテナで動作する優れた小売アプリケーションを構築し、顧客データを管理するために必要なデータベースサービスを Amazon RDS で提供したとしましょう。このアプリは米国の顧客に提供し、非常に人気がでたため、同じアプリをヨーロッパで提供することにしました。EU はデータ主権に関する法律が厳しいので、ヨーロッパでの最適な運用環境はドイツのコロケーション施設だと判断しました。コンテナ化すれば、書きかけのアプリケーションを新しい環境に移すのは容易ですが、Amazon RDS は持って行けません!ヨーロッパでアプリケーションをサポートするためのデータベースの導入や管理は自分で行い、新しいデータベースで動作するようにアプリケーションの一部を書き換える必要があります。コストと複雑さ、そして時間のかかる作業です。

しかし、同じデータ中心のプラットフォームサービスが、主要なパブリッククラウドだけでなく、プライベートデータセンターやコロケーション施設でも利用できるとしたらどうでしょうか?そして、それらを単一のコントロールプレーンから管理できるとしたらいかがでしょうか?そうすれば、アプリケーションをどこでも実行し、開発者を支援し、アプリケーションを成功させるために必要なシンプルで強力なデータサービスに場所を問わずアクセスできるようになります。複雑なアプリケーションの書き換えは必要ありません。それが、Project Beacon のめざすところです。

最初の取り組みとして、Nutanix の Database-as-a-Service である Nutanix データベースサービスを各パブリッククラウド上でネイティブに利用可能にし、クラウドマーケットプレイスからのアクセスを容易にし、パブリッククラウド基盤上で実行できるようにすることに重点を置きます。その後、データストリーミング、メッセージング、キャッシング、AI/ML といった、他のデータサービスにも展開していく予定です。

Project Beacon は、Nutanix の大胆な新章を象徴するものであり、お客さまと共にこの取り組みを進めることができることを嬉しく思います。Project Beacon の最新情報および、今後発表される新しい機能やサービスのベータ版評価への参加をご希望のお客さまは、こちらのページからご登録をお願いします。

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