テストドライブ

Nutanix Prism

ハイブリッドクラウド環境のための統合インフラ管理

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Nutanix Prism1 は、コンピュート、ストレージ、ネットワーク、自動化、災害復旧を単一の直感的なインターフェースに統合する管理プレーンです。仮想化データセンター環境の管理を簡素化し、運用の複雑性を最小限に抑え、複数のツールを使い分ける必要がなくなります。

Prism を活用することで、コンピュート、ストレージ、ネットワークのリソースをフルスタックで管理し、オンプレミスとクラウドの両環境のワークロードをサポートできます。また、可視性が向上し、一貫したポリシーの適用やガバナンスの簡素化が可能になることで、IT 部門はビジネス価値の高い戦略的な取り組みに専念できるようになります。

1.このデータシートでは、Prism Central 管理プレーンの機能について説明しています。Prism Central は、複数の Prism Element クラスタコントローラの一元管理を可能にします。一方、Prism Element は、1 つのクラスタを管理するためのインターフェースです。

シンプルな管理

インフラ運用管理

ヘルスモニタリングと診断：Prism は、リアルタイムな監視と高度な分析機能を提供し、インフラの健全性・性能・キャパシティを詳細に可視化します。クラスタの健全性をプロアクティブに追跡し、事後対応なトラブルシューティングではなく、次のような機能を備え、能動的なインフラ管理を実現することで、高い信頼性と性能、運用の継続性を確保します。

  • プロアクティブなヘルスモニタリング：自動アラート機能とカスタマイズ可能なヘルスチェックにより、潜在的な問題を事前に予測して対応できます。

  • タスク、イベントのログ記録：タスクの進捗状況を監視し、管理対象の全クラスタの監査ログやイベントログにアクセスして変更を追跡することで、問題を迅速に診断できます。

  • ログ収集：診断のためにログバンドルを収集し、ダウンロードできます。

マルチクラスタ管理：Prism は複数クラスタの管理を単一コンソールに集約し、Prism Element クラスタの作成、拡張、停止など、主要な管理タスクをシームレスに実行できます。集中管理により、複数のクラスタやリソースを監視する複雑さが解消され、管理業務の負担の軽減、設定ミスのリスク低減、対応時間の短縮につながります。

ライフサイクル管理：Nutanix Lifecycle Manager （LCM） により、Nutanix クラスタのライフサイクル全体とデプロイメントを一元管理・追跡できます。Nutanix AOS ソフトウェア、ハイパーバイザー、その他の Nutanix ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェアコンポーネントに対するアップグレード、パッチ適用、ファームウェア更新を、無停止で実行できます。さらに、マルチクラスタライフサイクル管理が可能であり、複数の Prism Element クラスタを一括でアップグレードできます。

仮想マシン管理

Prism は仮想マシン （VM） のライフサイクル全体のワークフローを簡素化します。作成からデプロイメント、ポリシーベースの管理、ネットワーク構成、保護、移行、ビルトインのヘルスモニタリングやアラート機能を提供します。

VM ライフサイクル管理：ポリシーベースの初期配置、ゲストのカスタマイズ、ホットスポットの動的な緩和などの機能により、テンプレート、イメージ、OVA からの VM の大規模で迅速なデプロイメントを可能にします。

汎用ストレージ：物理ディスクと外部ストレージアレイにまたがる仮想化コンテナ全体で、VM ディスクを即時にプロビジョニングおよびリサイズできます。

ライブマイグレーション：VM のセキュリティ、ネットワーク、コンテナの選択を自動で処理するインテリジェントなマイグレーションワークフローにより、異なるクラスタ間で VM を移動できます。

保護と復旧：厳密な復旧目標に沿った、アプリケーション整合性とクラッシュ整合性を備える保護計画を作成できます。自動スケジューリング機能により、手動での操作なしにビジネスクリティカルなワークロードを確実に保護します。

ネットワークとセキュリティポリシー

Prism は、ネットワークやネットワークセキュリティポリシー全体のライフサイクルを定義し、管理するシンプルなワークフローを提供します。

オーバーレイネットワーク2: Nutanix Flow Virtual Networking は、VPC、サブネット、その他の仮想コンポーネントを活用してマルチテナントの分離、セルフサービスのプロビジョニング、IP アドレスの保護を行います。

マイクロセグメンテーション：Nutanix Flow Network Security は、きめ細やかなマイクロセグメンテーションを提供し、VM 間の East-West トラフィックを細かく制御し、アプリケーションを保護し、ネットワーク脅威の拡散を防止します。アプリケーション中心のカテゴリーに基づいて VM にセキュリティポリシーを適用し、可視化します。

2. Prism で Nutanix Flow のネットワークとセキュリティ機能を管理するには、Nutanix Flow のライセンスが必要となります。詳細についてはこちらをご確認ください。

データ保護と事業継続性

ディザスタリカバリのオーケストレーション：フェイルオーバー・フェイルバックを自動化し、計画的な移行や予期せぬ停止時にアプリケーションの継続的な可用性を維持します。また、組み込みのレプリケーション、リカバリプラン、無停止テストにより、重要なワークロードの迅速な復旧が可能です。

柔軟なバックアップオプション：バックアップの保存先をカスタマイズできます。Nutanix Objects Storage ソリューションや AWS S3 ストレージを含むオブジェクトストレージを選択可能です。Nutanix クラスタへのスナップショットを迅速に復元し、ダウンタイムを最小限に抑えます。

データ暗号化：静止状態のデータ暗号化（DARE）と転送中のデータ暗号化をクラスタ間で構成し、コンプライアンスとセキュリティ要件に対応します。

ガバナンスとアクセス制御

Prism のアイデンティティとアクセス管理（IAM）、カテゴリとポリシー、プロジェクト機能を活用し、管理者はインフラ管理を自動化し、制御を強化し、複数クラスタにわたるリソースの利用を最適化できます。これにより、運用効率化、一貫性の確保、インフラ全体での厳格な管理が容易になります。

アイデンティティとアクセス管理（IAM）：インフラリソースに対する IAM およびロールベースアクセス制御（RBAC）を実装し、ユーザーアクセスと権限のきめ細やかな制御が可能です。特定の操作やリソースのレベルに応じて、カスタムロールまたはシステム定義ロールを割り当てられます。さらに、Prism は、Active Directory、LDAP、SAML を含む複数の ID プロバイダを利用したシングルサインオン（SSO）に対応しており、セキュアで柔軟な認証を提供します。

カテゴリとポリシー：カテゴリ機能により、管理者はユーザー定義のメタデータタグでリソース（VM、ホスト、クラスタ）を整理できます。ポリシー機能は、バックアップスケジュールの適用、セキュリティポリシーの割り当て、適切な仮想マシンの配置などのアクションをトリガーする自動化ルールを作成します。

プロジェクト：リソース、ユーザー、ロールを論理的にグループ化し、リソースクォータを適用できるほか、ロールベースのアクセス制御　（RBAC） を通じて、部門やチーム間のセキュアなコラボレーションを可能にします。

プラットフォームのレジリエンスと拡張性

フォールトトレランスとレプリケーション

ビジネスのニーズに応じて、データのフォールトトレランスレベルやレプリケーションポリシーを設定できます。災害復旧やデータのローカライズの要件に応じて、クラスタ間のレプリケーションを構成できます。

高可用性アーキテクチャ

Prism は、インフラ要件や可用性ニーズに応じた、柔軟なデプロイメントオプションを提供します。

シングル VM デプロイメント：管理プレーンの高可用性が重要視されない、小規模な環境に適しています。テスト・開発環境、支社（ブランチオフィス）の環境での利用に最適です。

スケールアウトクラスタ（3-VM 構成）：本番環境向けに、高い拡張性、レジリエンスを提供します。Prism VM の内 1 台 が故障した場合でも、管理機能は有効です。メンテナンス時や予期せぬ障害発生時においても、継続的な運用を保証します。

デプロイメントのサイズオプション

Prism では、 x-small から x-large まで 7 種の VM 構成オプションを選択可能です。x-small PC は、シングル VM デプロイメントでのみ有効です。large と x-large 構成のデプロイメントでは、登録時に全ての Prism VM に自動的に 3 つの追加 vDisk が割り当てられ、規模の拡大に対応します。

その他の機能

API-ドリブンな自動化

Prism は、V4 REST API を備えた堅牢な API フレームワークを提供し、複数のクラスタやエンタープライズ環境間におけるシームレスな自動化、統合、カスタマイズを実現します。また、高度なデータクエリを可能にするリソースのフィルタリング、ソート、選択などの OData 機能 も備えています。OData により、日常業務の自動化、アプリケーションのデプロイの加速、Nutanixプラットフォームと ITSM・監視・CI/CD パイプラインツールを含むサードパーティーツールとの統合が可能となります。

インテリジェントなレコメンデーション

Nutanix Intelligent Virtual Agent（NIVA）アシスタントは、Prism 内でリアルタイムかつコンテキストに適したガイダンスを提供し、特定のユースケースに最も関連性の高い機能を探すのに役立ちます。即時のガイダンスと関連する学習リソースを提示し、製品機能の理解と活用を支援し、生産性の向上と広範におよぶデジタルトランスフォメーションの目標達成をサポートします。

ライセンスとデプロイメント

ライセンスモデル

Nutanix Cloud Infrastructure には、全ての階層に追加費用なしで Prism が含まれています。Prism を VM としてデプロイ可能で、ライセンスの複雑さや隠れた費用は発生しません。

デプロイメントの柔軟性

Prism は Nutanix インフラ上の VM としてデプロイ可能で、環境に合わせたサイジングとスケールアウトのオプションを選択できます。デプロイメントの自動化により、初期設定後すぐに全ての管理機能を利用できるため、価値を実感するまでの時間を短縮できます。

詳しく見る

Prism について詳しくは、Nutanix の公式ページをご覧ください。また、テストドライブで実際に Prism をご体験いただけます。

© 2025 Nutanix, Inc.All rights reserved.本文書に記載された、Nutanix、Nutanix のロゴ、および Nutanix のその他全ての製品とサービス名は、米国およびその他の国において Nutanix, Inc. の登録商標または商標となります。結果、利益、節約、またはその他の成果に関する顧客の声明は、ユースケース、個々の要件、および運用環境を含むさまざまな要因に依存し、特定の結果を提供する約束または義務であると解釈されるべきではありません。