GDIT、Nutanix との連携で米軍のシステムをモダナイズ

General Dynamics Information Technology(GDIT)は、システムインテグレーターとして、防衛機関や連邦政府機関をはじめ、医療、国土安全保障、情報機関、州・地方政府向けに、IT、システムエンジニアリング、プロフェッショナルサービス、シミュレーション、トレーニングを提供しています。

GDIT は、米国防総省機関におけるインフラのモダナイズを支援するため、Nutanix Kubernetes Platform(NKP)を基盤とする Kubernetes ソリューションを開発してきました。米軍機関の幅広い分野で NKP を基盤としたコンテナ管理ソリューションを提供しており、デプロイメントの実績は現在も拡大しています。

GDIT の防衛部門で DevSecOps 責任者を務める Todd Bracken 氏によると、GDIT が構築した初期の NKP デプロイメントは、3 年間にわたり高いセキュリティとレジリエンスを維持し、NKP の信頼性を実証してきました。こうした実績と米国防総省(DoD)内における Kubernetes 需要の高まりにより、米国防衛産業の多くの組織から NKP を基盤としたソリューションの構築依頼が増加していると語っています。

主な成果

最高水準の
エアギャップセキュリティ対応

運用の柔軟性と効率性の向上

 

開発ワークフローの改善

マルチクラウド・マルチクラスタのフリート管理を一元化

クラウド、オンプレミス、エッジ環境を横断するデプロイメントが可能に

AI アプリケーションを含む将来のイノベーションを実現するための堅牢な基盤を構築

課題

  • セキュアな Kubernetes コンテナ管理ソリューションを活用し、米国軍事機関のインフラをモダナイズする。
  • 米軍機関での展開に向け、一貫性のある標準化された Kubernetes プラットフォームを確立する。
  • デジタルエンジニアリングを通じてアプリケーションを構築できる、柔軟な Kubernetes 管理プラットフォームソリューションの構築する。

Nutanix を選ぶ理由

GDIT が Kubernetes ソリューションの基盤に NKP を選定した理由として、Backen 氏は、DoD の Platform One プログラム内におけるデプロイメントの成功実績を挙げています。Platform One は、国防総省およびその他の防衛機関に DevSecOps 管理サービスを提供する共有リソースです。DoD Software Factory で構築されたプラットフォームソリューションが、国防総省全体における Kubernetes デプロイメントの一貫性と標準化を実現します。

さらに GDIT は、Bracken 氏が率いる Coral Software Factory で構築する Kubernetes ソリューションの基盤としても NKP を採用しています。Bracken 氏によれば、NKP は GDIT に対し、政府機関のクライアント向けに Kubernetes ソリューションを構築するための、セキュアで信頼性が高く、スケーラブル、オープンかつ本番環境対応のプラットフォームを提供します。さらに、NKP が純粋な CNCF 準拠の Kubernetes を基盤としている点も、大きな強みです。

モダナイゼーションの目標達成に向けて

GDIT が政府機関に提供しているNKP ソリューションは、主にレガシーインフラのモダナイズを目的としたゼロからの設計・構築が中心です。共有テナント環境の提供や、Kubernetes 基盤上で各機関固有のアプリケーションを構築するためのデジタルエンジニアリングが含まれています。

Bracken 氏によると、米軍機関はインフラの開発ワークフローや柔軟で効率的な運用など、コンテナ化によって得られるあらゆるメリットを求めています。

政府機関向けの実装には、高度なセキュリティの確保が最重要要件です。GDIT は NKP を通じて、軍事機関のクライアントに対し、エアギャップ環境での最高水準のサポートを提供できます。また、NKP による自動化は、DevSecOps チームにとって、アプリケーションのデプロイメントを大幅に簡素化する大きな利点となっています。

「GDIT は NKP により、政府機関のクライアント向けに Kubernetes ソリューションを構築するための、セキュアで信頼性が高く、スケーラブル、オープンかつ本番環境対応のプラットフォームを構築しています。」GDIT 防衛部門 DevSecOps 責任者 Todd Bracken 氏

ソリューション

Bracken 氏によると、GDIT が提供するソリューションの大半はクラウドまたはオンプレミス環境で稼働し、エッジロケーションへのデプロイメントも可能です。さらに、こうした環境において NKP が提供する本番環境対応の利点として、デプロイメントの容易さ、運用管理の簡素化、可観測性、マルチクラウド・マルチクラスタ管理を挙げています。

GDIT が提供する軍事向け Kubernetesソリューションにおいて、AI や機械学習ソリューションの活用はまだ初期段階にあるものの、AI のユースケースが増えれば NKP を基盤としてAI アプリケーションや AIOps を支えていくと、Bracken 氏は述べています。

また、サプライチェーンの安全性確保の必要性がますます注目されるなか、NKP が提供する高度なセキュリティは、こうした戦略的目標の達成に貢献します。GDIT は現在、コンテナ管理ソリューションに関する新たに獲得した DoD 契約に対応するため、NKP を基盤としたコンテナ管理ソリューションを開発しています。軍事機関のモダナイゼーションの加速に伴い、今後さらに多くのシステムで GDIT の NKP ソリューションが展開されると予測されています。

Bracken 氏は、NKP の性能と Nutanix による GDIT へのサポートレベルについて、「非常に高く評価している」とコメントしています。

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