残業時間の月平均5時間減少、商談件数の50%増加を実現しかも導入期間はわずか2ヶ月、導入コストも40%削減
ニュータニックス・ジャパン合同会社 (本社: 東京都千代田区、マネージング ディレクター: 安藤 秀樹、以下Nutanix) は2016年2月18日、同社のハイパーコンバージドシステム「Nutanix NX-3050シリーズ」がITホールディングスグループのTIS株式会社 (本社: 東京都新宿区、代表取締役会長兼社長: 桑野 徹、以下 TIS) に採用され、同社のワークスタイル変革の推進に貢献していると発表しました。
TISは1971年創業のシステムインテグレーターです。情報システム構築や受託開発に加え、国内屈指のデータセンター網によるクラウド型ソリューションを、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など幅広い業界に提供しており、その顧客数は3,000社以上に及んでいます。
昨今、オフィスワークや営業活動の生産性向上のために、ワークスタイルの変革に取り組む企業が増えています。そうしたなかで、TISが仮想デスクトップ基盤 (VDI) の導入によるワークスタイル変革を推進する契機となったのは、2013年秋の大規模な異動でした。お客様企業に常駐していた100人規模の社員が帰任することになり、オフィススペースを有効活用・確保するために、VDIの導入によるワークスタイルの変革を推進することになりました。
当時、VDIの理想的なソリューションとして注目を集めていたのがハイパーコンバージド・インフラで、その現実解として高く評価されていたのがNutanixです。Nutanixのハイパーコンバージドシステム導入の背景について、TISのプラットフォームサービス本部 プラットフォームサービス第2部副部長の黒田 訓功氏は次のように述べています。「設計の容易性、短期での導入、低コスト、安定性、拡張性などから、Nutanix以外はないという判断でした。導入までの期間が短かったこと、対象とする人数が決まらず、後から簡単に追加できることもNutanix採用の理由です。」
社員の帰任話が持ち上がったのが2013年4月。検討を開始し構築に着手したのが7月、約2ヵ月後には仮想デスクトップ100台がNutanix NX-3450 (4ノード) 上で稼動していました。安定性や信頼を確認したTISは翌年4月、グループ会社、TISシステムサービス株式会社向けにもNutanixを採用。このときも、Nutanix NX-3450 (6ノード) で仮想デスクトップ300台のVDI環境を2ヶ月間という短期間で構築し、無事に稼動させることができました。さらに昨年7月、大阪のシステム開発部門の移転に伴い、大阪拠点に当初仮想デスクトップ150台、Nutanix NX-3450 (8ノード) を導入しました。その後も拡張を続けており、現在では400台の稼動を目指しています。
こうした一連の導入は、プラットフォームサービス本部がDaaS (Desktop-as-a-Service:仮想デスクトップサービス) の形で、デスクトップ運用サービス「TISプロフェッショナルサービス」とともに提供しました。TISプロフェッショナルサービスは、同社の長年の運用実績とノウハウを生かした仮想デスクトップ及びクラウドサービス基盤向けの運用サービスです。
現在、TISにおいてはVDIによってワークスタイルを変革するという意識は社内に根付いており、その効果も明確に表れています。黒田 訓功氏は次のように述べています。
「当社ではVDI導入による生産性向上の効果を計るため、定量的に調査しています。それによると、効果は大きく3つの点で明らかになりました。1) 導入コストを40%削減できたこと、2) 残業時間が導入後、月平均で5時間減少したこと、3) 営業担当者の商談件数が1.5倍になったことです。このほかにも、ペーパーレス化が進んだことなどの効果もありました。」
「また、VDI導入の効果は当社のVDI拡販実績にも表れており、すでに数千台規模の受注に成功しています。Nutanixをインフラとして活用し構築の時間を大幅に短縮することで、当社はNutanix上で提供する様々なサービスに注力することができるため、お客様の要望に柔軟に対応することができます」と黒田 訓功氏は事業効果について語っています。
TISは2016年、新たなデータセンターを関西に開設する計画です。この新しいデータセンターのサービス基盤にもNutanixを導入する予定で、これによりTISならではの複数のデータセンターを活用したディザスタリカバリ (DR: Disaster Recovery) の展開も可能になると期待されています。
本事例の詳細は、以下リンクよりご覧いただけます。
http://go.nutanix.com/rs/031-GVQ-112/images/Nutanix_case_study_TIS.pdf
(以上)
Nutanix Inc.について
Nutanixは、次世代エンタープライズ・コンピューティング向けの「インビジブル・インフラストラクチャ」を提供することにより、企業のIT部門が自社のビジネスを支えるアプリケーションやサービスに専念できるよう支援しています。同社のソフトウェア主導によるXtreme Computing Platformは、コンピューティング、仮想化、ストレージの機能を単一ソリューションにネイティブ統合することで、データセンターの簡素化を推進します。Nutanixのソリューションを利用することで、お客様は想定通りのパフォーマンス、リニアな拡張性を持つ、クラウドのようなインフラストラクチャの利用によるメリットを得ることができます。詳細については、www.nutanix.jp をご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@nutanix)。
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