複雑化・大規模化するITシステムの保守運用の自動化・省力化・TCO削減を推進
運用サーバー35台とストレージ6台をNutanix 6台に集約。
ラックスペースの80%削減、当該サーバー保守運用業務の15%削減を実現
ニュータニックス・ジャパン合同会社 (本社: 東京都千代田区、マネージング ディレクター: 安藤 秀樹、以下Nutanix) は本日、同社のハイパーコンバージドシステム「Nutanix NX-6060シリーズ」が株式会社NTTデータ (本社: 東京都江東区、代表取締役社長: 岩本 敏男、以下 NTTデータ) に採用され、同社の社内情報システムの保守運用の自動化・効率化・TCO削減の推進に貢献していると発表しました。
NTTデータは1988年にNTTから分離独立したシステムインテグレーターです。現在、従業員は単独で約1万1,000名、グループ全体では約8万人に達しています。世界42の国と地域、180都市で事業を展開しており、「Global IT Innovator」をグループビジョンとして掲げ、事業のサービス化、グローバル化を推し進めています。
NTTデータグループ向け基幹系社内情報システムのシステム運用を担当しているのが、NTTデータ ITマネジメント室 システム管理担当です。このシステムの保守運用作業のための仮想デスクトップ環境やアカウント管理/操作ログ管理サーバー等は、従来、サーバー数35台、ストレージ6台、ゲストVM97台で構成されていました。運用対象の拡大に伴い増設が複数回行われた結果、サーバーの機種もOSも様々でした。そうしたなか、システムの保守運用作業の品質を維持しつつ、自動化、効率化、TCO削減が求められていました。
「システム管理担当が掲げた数値目標は『社内情報システム運用業務全体の15%削減』でした。『仮想デスクトップ環境等の保守運用業務』も例外なく15%の削減を目標として設定しました」と、ITマネジメント室 部長の中島 雄作氏はNutanix導入前の課題について語っています。
「Webスケール、ハイパーコンバージド・インフラストラクチャーは興味深いコンセプトでした。私たちのミッションの1つに、自社の商用案件に携わっている部門への事例紹介があります。私たちが自社内に最先端のICT技術を導入・活用し、実績作りをしてからお客様に提案するスキームです。Nutanixは、データセンター・インフラストラクチャーの斬新なテクノロジー基盤を提供してくれたと考えています」(同システム管理担当 課長の奥野 幸一氏)。
Nutanixを選択した理由は大きく3つあります。
「まず、導入が容易なこと。システム構成が想定以上にシンプルなので驚きました。しかも、Nutanixのアプライアンスの導入は容易で、数クリックだけでシステムの設定が完了しました」と、同システム管理担当 課長代理の奥野 悟氏は述べています。それまで使用していた物理サーバー35台とストレージ6台がNutanix NX-6060(6台、11ノード)に置き換えられました。
「2つ目は運用が容易なこと。レベルの高い専門家をアサインするのが困難だったため、特別なITスキルを持たないメンバーでもマニュアルに従えば容易に管理できるソリューションを探していました。高スキル者が不在でも自前でクラウド環境を構築・運用できることが可能となり、コスト削減施策、品質改善活動等、運用部門としての『攻めのIT』に集中することができます」と、奥野 幸一氏は強調しています。
「3つ目が先進性です。ハイパーコンバージド・インフラストラクチャーという技術的な先進性はもちろん、それに加えて、より優れたパフォーマンス、システム運用の効率化や自動化による運用負荷の軽減できることを期待しました」(奥野 悟氏)。
Nutanixの採用を決定したのは2014年暮れ。2015年4月から2カ月かけて環境構築し、6月から順次Nutanixに更改しました。
新システム導入の主な効果は次の3点です。
1.ラック利用のコスト削減:
従来75U使用していたラックを15Uまで削減。ラックスペースを80%削減するとともに、データセンターのコスト削減も実現しました。
2.サーバー集約による管理負担の削減:
サーバーを集約することで、管理するゲストVM数も削減できました。「Nutanixはノード全体で1つの仮想ディスクとして共有できます。従来、サーバー35台とストレージ6台を個々に管理していましたが、統合管理ツール『Nutanix Prism』で一元管理できるようになりサーバー管理者の負担が減りました」と、奥野 悟氏は笑顔で話してくれました。
3.サービス品質の向上:
「我々運用部門のオペレータは、ニアショア・オフショアの活用により、日本各地、海外拠点からリモートでデータセンターにあるサーバーを遠隔メンテナンスしています。仮想デスクトップ環境が使えなくなるとシステムの安定サービスを堅持できません。従来は仮想デスクトップ環境のOSアップデートのために煩雑な調整が必要でしたが、この手間が一切なくなりました」(奥野 幸一氏)。「ディスクI/Oの性能も5倍にまで向上し、文書作成ソフトや表計算ソフトのアプリケーションの表示レスポンスは1.5倍~2倍に上がりました」と、奥野 悟氏は語っています。
これらの効果を含め、当初目標だった『仮想デスクトップ環境等の保守運用業務の15%削減』を達成できました。「たった数か月で、15%削減という目標を達成できたのは、Nutanixの導入なくしては考えられません」と奥野 幸一氏。「Nutanixは『楽』ということに尽きると思います。導入が楽で、運用が楽です」と、奥野 悟氏は評価しています。
今後の展開について、「Nutanixは、私たちのお客様に自信を持って提案できるソリューションだと思います。既に様々な方面からお問い合わせをいただいており、私共の活用事例を紹介しています」と、中島氏は語っています。
攻めのITを目指し、社内情報システムのシステム運用領域にも、最先端技術を積極的に取り入れているNTTデータITマネジメント室。その最先端技術の1つ、Nutanixは同社グループの事業拡大に貢献しています。
本事例の詳細は、以下リンクよりご覧いただけます。
http://go.nutanix.com/rs/031-GVQ-112/images/CaseStudy_NTTData.pdf
(以上)
Nutanix Inc.について
Nutanixは、ITインフラストラクチャーをその存在さえ意識させない「インビジブル」なものに変革することで、企業のIT部門が、ビジネスに直結したアプリケーションやサービスの提供に注力できるようにします。Nutanixのソリューションは、Webスケール技術とコンシューマーグレードなデザインによって、サーバー、仮想化機能、そしてストレージを、耐障害性能に優れ、ソフトウェア・デファインドで高度なマシン・インテリジェンスを備えたソリューションとして統合しています。広範なエンタープライズ・アプリケーションに向け、予測可能なパフォーマンス、クラウドのようなリソース活用や強固なセキュリティ機能、さらにシームレスなアプリケーションモビリティ機能を提供します。詳細については、www.nutanix.jp をご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@nutanix)。
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