プレスリリース

サイバード、24時間365日稼働しているDBシステムに Nutanixのハイパーコンバージドシステムを採用

~約70台のハードウェアを1台に集約、3年間で75%の保守費用削減~

ニュータニックス・ジャパン合同会社 (本社: 東京都千代田区、マネージング ディレクター: 安藤 秀樹、以下Nutanix)は2015年11月24日、同社のハイパーコンバージドシステムが株式会社サイバード(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:堀 主知ロバート、以下サイバード)の新データセンターにおけるデータベース(DB)環境として採用されたことを発表しました。これにより、サイバードはこれまで32台あったDBサーバマシンを含む計70台ほどのハードウェアを1台のNutanix仮想化アプライアンスに集約し、今後75%の保守費用削減を見込んでいます。

サイバードは1998年の創業以来、モバイル向けのサービスを提供しており、現在ではスマートフォン向けを中心としたゲーム事業とコンテンツ事業を2本柱にビジネスを展開しています。ゲーム企画・開発・提供を担う事業は、特にアジアで大きな成果をあげており、全世界で数千万人規模のユーザーを抱えています。コンテンツ事業は芸能人やアニメのライセンスを生かし、数多くの人気エンターテインメントサービスを手がけています。

サイバードのデータセンターは事業拡大によって順次拡張され、システムの運用は次第に複雑化していきました。その一方で、経営の視点からはユーザーに継続したサービスを競争力ある価格で提供する必要があり、IT部門は兼ねてからさまざまなコスト削減対策を講じてきました。しかし、これ以上のコスト削減、システム最適化には抜本的な改革が必要と判断し、2014年にデータセンター移管に向けた計画を本格化させました。

データセンター移管に伴い、サイバードではミッションクリティカルとなるDBサーバを集約できる移行先の確保が急務でした。新しいDB環境には、運用負荷・保守費用削減の見込める保守性はもちろん、これまで以上の高い信頼性と可用性が求められました。具体的には、今まで以上に高い性能と、仮に障害が発生してもサービスを停止することなく、迅速に復旧できるシステムです。計画当初は、性能面で条件を満たしていた他社製のDBアプライアンスや高性能サーバも検討しましたが、運用保守コストの削減効果を期待できる選択肢ではありませんでした。クラウドサービスも当時は必要とするスペックのDBサーバを、低コストで安定して提供する事業者がありませんでした。

保守性、信頼性、可用性の三つの条件を満たす製品として、サイバードがNutanix製品に注目したのは2014年でした。従来のDBサーバとストレージ、ネットワーク機器を1台に集約できるのが魅力的だったのに加え、同年10月に検証機器(エントリーモデルとなる「Nutanix NX-1450」)を用いたDBMS動作と性能の入念な事前検証が決め手となり、サイバードはNutanixの採用を決断しました。

2015年2月、サイバードは新データセンターへの移管にあわせハイパーコンバージドシステム「Nutanix NX-3460(4ノード)」を導入し、従来のDBサーバマシン全32台やストレージとネットワーク機器を含む約70台のハードウェアを1台に集約することに成功しました。導入後も高CPU処理能力とディスクI/O向上により安定したDB運用を実現しているほか、全ノードがクラスタ構成のため、高可用性を担保しています。この成功を受け、同年4月には「Nutanix NX-1250(2ノード)」を増設し、一部のWebサーバ、Memcacheサーバ、Fileサーバを移行しています。

Nutanix製品導入により、保守費用削減に著しい効果が現れました。保守費用3年分はNutanixの初期導入費用に含まれているものの、2013年に比べDB関連のハードウェアおよびソフトウェア保守費用を、2016年までに75%削減できる見込みです。さらに、プロセッサのソケット数に応じて契約していたDB管理システムのライセンス数が大幅に削減されたほか、システム構成を簡素化したことで運用負荷が軽減され、人件費削減にも繋がると期待されています。

サイバードのビジネス戦略統括本部 テクノロジー戦略統括部 統括部長、飯田 哲男氏は次のように述べています。「Nutanix製品の集約率の高さには驚きました。まだクラウドを利用して提供しているサービスも残っていますが、これは開始してまだ間もなく、リソースの投資の予測が難しいサービスです。継続的なサービスとして決定したものからNutanixへの移行を検討しています。こうしたスモールスタートから必要に応じてスケールアウトできるのもNutanixの大きな魅力です。」

本事例の詳細は、以下リンクよりご覧いただけます。
http://www.nutanix.jp/resource/cybird/

Nutanix Inc.について
Nutanixは、次世代エンタープライズ・コンピューティング向けの「インビジブル・インフラストラクチャ」を提供することにより、企業のIT部門が自社のビジネスを支えるアプリケーションやサービスに専念できるよう支援しています。同社のソフトウェア主導によるXtreme Computing Platformは、コンピューティング、仮想化、ストレージの機能を単一ソリューションにネイティブ統合することで、データセンターの簡素化を推進します。Nutanixのソリューションを利用することで、お客様は想定通りのパフォーマンス、リニアな拡張性を持つ、クラウドのようなインフラストラクチャの利用によるメリットを得ることができます。詳細については、www.nutanix.jp をご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@nutanix)。

報道関係の方からのお問い合せ先
ニュータニックス・ジャパン合同会社 広報代理(ホフマンジャパン株式会社)
担当: 小倉 / 安藤 / 上田
TEL: 03-5159-5750
Email: togura@hoffman.com / mando@hoffman.com / nueda@hoffman.com