企業
総合専門学校として福岡県下に13校の 専門学校を展開、麻生専門学校グループ として情報、観光、語学、公務員、医療、福 祉、デザイン、ゲーム、美容、建築、自動車 など学ぶための専門領域は多岐にわたっ ており、即戦力となるプロフェッショナル 人材の育成を積極的に行っている。現在 は企業との共同プロジェクトとして制作 スタジオの設立をはじめ、新たにクリエイ ティブ分野の学校を設立するなど、トップ クリエイター育成にも力を注いでいる
業界
教育業界
課題
- ブレードサーバーによるトラブルが頻発
- バックアップ リストア運用の負担
- 環境制約で新たなアプリが展開できない
- 拡張性の低さ
ソリューション
- Nutanix NX シリーズ
- Nutanix Enterprise Cloud OS
- Prism
- Nutanix AHV
- Nutanix Files
導入によるビジネスのメリット
- 拡張性の向上とシステムのダウンタイムの最小化を実現
- Nutanix Filesの利点を活かしたファイルサーバーの整備により、管理者の作業負 荷を軽減し、ファイルストレージ提供までの時間を短縮
- 誤ったリストア作業によるリスク回避
- Self-Service Restore機能でリストアにかかる作業時間を1/2以下に短縮
- 管理者負担を下げ、最小限の人的リソースで効率的な運用を実現
- Prismによって一目でシステム正常性が判断できるように
「拡張性に優れたNutanixであれば、ノード追加で容易 に拡張できるだけでなく、システムのダウンタイムも最 小限にできると考えました」
学校法人麻生塾 法人本部 事業戦略グループ リーダー 横山 新氏
「Nutanixであれば、Self-Service Restoreの機能で 3時間程度かかっていた作業も5分足らずでリストアでき ます。負担が大幅に軽減できると期待しました」
学校法人麻生塾 法人本部 事業戦略グループ 佐々野 裕美氏
「Nutanixは柔軟な設定が可能で、ダウンタイムもなく 安定して運用ができています。Nutanixだからこそお客さ まの課題に応えることができました」
リコージャパン株式会社 福岡支社 ソリューション営業部 中村 哲也氏
課題
総合専門学校として福岡県下に13 校の専門学校を展開している麻生専門学校グループは、情報、観光、語学、公務員、医療、福祉、 デザイン、ゲーム、美容、建築、自動車など多岐にわたる専門領域において、即戦力となるプロフェッショナル人材の育成を積極的に行って います。
麻生専門学校グループでは、外部向けのWeb サーバーやDNS、AD 環境など情報系に関連した環境をブレードサーバー上に展開して いましたが、運用していくなかでトラブルが頻発するようになり、保守性の悪化に伴って管理者負担が増大、拡張性の面でも課題を抱え ていました。「ブレードサーバー上の制約で新たなOS を動かすことができず、電子稟議などの新たな仕組みを展開するために別のサー バーを立てざるを得ませんでした。障害発生時のリストアには作業に手間と時間がかかるなど、運用的な負担軽減も課題となっていました。 1 枚のブレードをファイルサーバーとして運用していたため柔軟な拡張が難しく、容量的にも限界を迎えつつありました」と法人本部 事 業戦略グループ リーダー 横山 新氏は当時の状況を振り返ります。
ソリューション
課題を抱えているなかで、ブレードサーバーの更改タイミングを迎えることになり、Nutanix Enterprise Cloud OS の導入を検討しました。 「3 層構成では拡張性が乏しいばかりか、従来のバックアップ環境同様、外部にサーバーを立てて運用する構成が必要です。対して拡張 性に優れたNutanix であれば、ノード追加で容易に拡張できるだけでなく、システムのダウンタイムも最小限にできると考えました」と 横山氏は評価します。
また、事業継続に関わるバックアップ環境がシンプルに運用できる点も評価しました。以前はサードパーティ製のソフトウェアを利用し、 外部に設置されたサーバーを利用、最終的にはテープメディアに落とし込む運用を行っていました。「Nutanix であれば、Self-Service Restore の機能で3 時間程度かかっていた作業も5 分足らずでリストアできます。負担が大幅に軽減できると期待しました」と同グループ の佐々野 裕美氏が語ります。
さらに、運用管理におけるPrism の使いやすさも評価の1 つに挙げています。「直感的に情報を把握しやすく、システムの健全性など がすぐに判別でき、管理的な負担も減らせると考えました」と横山氏は評価します。
なお、今回提案から導入、運用支援はリコージャパン株式会社が手掛けています。導入提案から手掛けてきた中村 哲也氏は「Nutanix は 柔軟な設定が可能で、ダウンタイムもなく安定して運用ができています。Nutanix だからこそお客さまの課題に応えることができました」と 語ります。
管理者負担の軽減と高い拡張性が実現できる点が評価され、Nutanix Enterprise Cloud OS を採用しました。
導入効果
現状は、データセンター内にNutanix NX シリーズを本番環境用に3 ノード、バックアップ環境として別筐体に1 ノード展開しており、 基本的に情報系のアプリ、公開用Web サーバーをNutanix 上で稼働させています。「最終的に全ての環境をNutanix に移行できれば、 バックアップも含めた運用管理の手間が大きく軽減できるのは間違いありません。」と佐々野氏は評価します。
今回の導入ではNutanix Files を使い、クラスタ内ストレージの一部をファイルサーバー用として活用しています。「ユーザー側での容 量増にも柔軟に対応できるため、拡張しやすいNutanix の利点を生かしたままファイルサーバー運用が可能です」と横山氏。Nutanix Files はNutanix Enterprise Cloud OS 内に当初から実装されており、追加ライセンスの支払いだけで使うことができました。
Prism 上でNutanix クラスタの健全性を確認している佐々野氏。「1 つの画面だけでシステムの状態がすぐに把握できるため、日常的 にも使いやすい。ハート表示がすべて教えてくれます」と評価します。
大きく期待しているのは、更改時にダウンタイムなく切り替えできる拡張性です。「5 年後の入れ替えが早く来ないかと楽しみにしている ほどで、ダウンタイムゼロで運用ができるのは本当に素晴らしい」と横山氏は話します。ノード入れ替えだけで刷新が可能なため、大き な予算を単年度に確保せずとも、少しずつ刷新できる点も大きな魅力だと力説します。
今後の展開
現状姉妹校に残っているファイルサーバーを現在のNutanix 環境に集約させていく計画です。また、BCP 環境の強化のため、いずれ はバックアップ環境を別拠点に構築していきたいと語ります。「今後新しいサーバーやサービスはできる限りNutanix 上で動かしていき たいですね。個人的にはハイパーバイザーとしてのNutanix AHV にも興味を持っています」と横山氏。