プレスリリース

Nutanix、セカンダリストレージのハイパーコンバージェンスを実現する「Nutanix Mine」を発表

*本リリースは米国カリフォルニア州アナハイムで現地時間2019年5月8日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。原文はこちらをご参照ください。

オープンプラットフォーム・ソリューションが容易なアプリケーションの実行・保護を実現

Nutanix Inc. (本社:米国カリフォルニア州、創業者兼CEO:Dheeraj Pandey 以下、Nutanix) は本日、Nutanix Enterprise Cloud Platform上でセカンダリストレージの運用を実現する最新のオープン・ソリューション「Nutanix Mine」を発表しました。Nutanix Mineは、プライベートクラウド環境におけるプライマリストレージとセカンダリストレージの運用を可能にするプラットフォームです。業界をリードするバックアップベンダーのVeeam、HYCU、Commvault、Veritas、Unitrendsとのネイティブ統合によって、顧客企業は単一の管理コンソールを通じてHCI (ハイパーコンバージドインフラストラクチャー) 環境とバックアップの運用が可能となり、単体のバックアップおよびリカバリ・ソリューションの運用コストや複雑性を軽減することができます。Nutanix Mineは導入環境の合理化に加えて、継続的な管理、スケーリング、トラブルシューティングなど、データのバックアップ運用のライフサイクル全体をシンプルにしつつ、顧客企業の特定のインフラ環境に適したバックアップサービスを選択・活用したいという要望に応えます。

米調査会社のガートナー社は次のようにレポートしています。

「今日導入されている既存のバックアップおよびリカバリ・ソリューションには、多くの課題が存在します。頻繁に挙げられる主な懸念事項は、コスト、複雑性、機能に関するものです。(中略)IT業界における全体的なコスト改善が図られているにも関わらず、こうしたコストは上昇し続けることが多いのが実情です。多くの企業は、バックアップ業務を高コストな保険と考えています。」(1)

最新アプリケーションの実行に必要となる、シンプルな運用、パフォーマンス、拡張性を実現するため、企業各社はHCIを活用して最新のデータセンターを構築しています。それにも関わらず、これら企業のバックアップおよびデータ保護戦略はいまだに中核的なデータセンター環境から隔離されたサイロ化の状態に陥っています。Nutanix Mineは、顧客企業のセカンダリストレージの運用とNutanix Enterprise Cloud Platformを統合させることで、あらゆる業務アプリケーション向けにインテリジェントなデータのバックアップサービスを実現します。インテリジェントな階層化機能と高度なデータ整理機能を備える、NutanixのネイティブHCIデータファブリックとNutanix Mineを統合させることにより、自社のNutanix HCI環境に最適化できるとともに、組織にとってベストなデータバックアップ・ソフトウェアを選択できるようになり、単体のセカンダリストレージ・ソリューションの構成に関わる時間とコストを削減できます。

IDCのCloud Data Management for Protection担当リサーチ・ディレクターであるPhil Goodwinは次のように述べています。「バックアップおよびリカバリ戦略は複雑であり、ITインフラ全体に統合されていないことから、多くの企業にとっては痛みを伴う必需品と見なされています。HCI同様にお客様中心の原則を謳う、最新のソリューションでもセカンダリストレージ環境の課題にしか対応できません。多くのアプリケーションやユースケースがプライベートクラウド内のひとつのプラットフォームに集約されているため、セカンダリストレージをプライマリデータセンターと緊密に統合・運用することで、顧客に高い柔軟性と使いやすさを提供します。」

Global Alliancesat VeeamのバイスプレジデントであるCarey Stantonは次のように述べています。「データセンターの近代化に伴い、企業はビジネスに不可欠なアプリケーションの実行を容易にすると同時に、サイロを排除しプライベートクラウド環境の複雑さを軽減する新しいソリューションを求めています。その結果、ITをビジネス成功の基盤とすることができるのです。当社のソフトウェアをNutanix Mineを通じてNutanixと緊密に統合することにより、両社共通のお客様にプライマリストレージとセカンダリストレージのニーズに対応するプラットフォームを提供し、アプリケーションの実行と保護の複雑さを大幅に軽減することができます。」

Nutanix Mineは、オープン・プラットフォーム戦略を採用しており、Veeam、HYCU、Commvault、Veritas、Unitrendsの一般的なバックアップ・ソリューションと統合することが可能です。NutanixのHCIデータファブリックや高度なPrism管理コンソールとの緊密な統合により、Nutanix Mineは以下のメリットを提供します。

業務データのバックアップおよびリカバリを個別システムで行うことの複雑性を軽減し、セカンダリストレージをプライマリデータストレージのように簡単に管理できます。
初期のサイジングと調達、インストールの合理化、ソリューション全体の容易なプロビジョニングなど、データバックアップ運用のライフサイクル全体のシンプル化を実現します。
ビジネスの成長に応じて、容易にプライマリおよびセカンダリストレージ双方のスケールアウトが可能です。
Nutanixの最高製品・開発責任者であるSunil Pottiは次のように述べています。「ハイパーコンバージド市場の急成長の主な要因は、データセンター内のサイロを排除することで、最新のインフラストラクチャーによって複雑性を軽減できるというメリットが期待されているからです。しかし、お客様がHCIを採用したにも関わらず、セカンダリストレージのサイロ化は続きました。Nutanix Mineを採用することで、お客様は自社のビジネスニーズに最適なバックアップ・ソリューションを諦める必要はなく、こうしたサイロを破壊し、管理の複雑性の軽減、運用のシンプル化、TCOの削減など、プラットフォームの一本化に伴うあらゆるメリットを享受できます。」

Nutanix Mineについては、Nutanixのブログ (英語) またはWebサイト (英語) をご覧ください。

 

提供時期

Nutanix MineのVeeamおよびHYCU対応版は、2019年下半期の提供開始を予定しています。Commvault、Veritas、ならびにUnitrends対応版は今後のリリースで提供予定です。

(1) Gartner 「Report Highlight for Market Trends: Expand Your Software-Defined Storage Market by Leveraging Backup and Archiving」、Santanu Patro著、2018年7月、ID G00367503

補足コメント:

CommvaultのグローバルCTO兼VPであるBrian Brockway氏は次のように述べています。「私たちのお客様は、重要なアプリケーションを保護するために私たちのテクノロジーを使用していますが、データセンターの他の部分とは別のサイロでデータバックアップを稼働させることに問題を感じています。こうしたお客様は、Nutanix Mineを使用することで、Commvaultバックアップ環境をプライマリストレージ環境と同じプラットフォームに統合し、同じ管理プレーンの下に置くことができるようになり、サイロ化されたオペレーションの複雑さを解消することができます。」

Veritas TechnologiesのCTOであるCameron Baharは次のように述べています。「NutanixとVeritasは、オンプレミス、ハイブリッド、およびマルチクラウド環境のインフラストラクチャーとデータの管理の複雑さを解消できるようにお客様を支援しています。私たちのお客様は、Veritasのエンタープライズ・データ・サービス・プラットフォームを活用して、予期しないビジネスリスクを管理しデータを保護すると同時に、Nutanix Enterprise Cloud Platformとの緊密な統合によってデータセンターを統一された管理画面で運用することができます。」

Unitrendsの製品およびマーケティング担当バイスプレジデントであるJoseph Noonanは次のように述べています。「お客様にとっては、ビジネスに役立つソリューションを犠牲にすることなく、信頼性の高いデータ保護ソリューションとITプロセスをシンプル化するソリューションをバランス良く管理することが重要です。Nutanix Mineを通じて、私たちのお客様は、Nutanix Enterprise Cloud PlatformとUnitrends Backup Softwareをデータセンターで組み合わせて、これらのソリューションそれぞれのメリットを享受できると同時に、プライマリストレージとセカンダリストレージをひとつのプラットフォーム上で管理できます。お客様の環境に最適なソリューションを選択できるとともに、より広範なITオペレーションを合理化できるのです。」

(以上)

Nutanix Inc.について

Nutanixは、クラウドソフトウェアとハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのグローバルリーダーであり、ITインフラストラクチャーをその存在さえ意識させない「インビジブル」なものに変革することで、企業のIT部門が、ビジネスに直結したアプリケーションやサービスの提供に注力できるようにします。NutanixのEnterprise Cloud OSソフトウェアは世界中の企業に採用されており、パブリッククラウド、プライベートクラウド、分散型エッジクラウドを対象に、ワンクリックのアプリケーション管理とモビリティを実現することで、総所有コストを大幅に削減しつつ、あらゆる規模でアプリケーションの実行を可能にします。その結果、高性能のIT環境をオンデマンドで迅速に実現でき、アプリケーション所有者には真のクラウドライクな体験が得られます。詳細については、www.nutanix.com/jp をご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@NutanixJapan)。

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This press release contains express and implied forward-looking statements, including, but not limited to, statements regarding our business plans and objectives, new products, product features, services and technology that are under development or in process, including new availability zones for Nutanix Xi Leap and new security compliance capabilities of Nutanix Xi Beam, the capabilities of such products, product features, services and technology, and our plans to introduce such products, product features, services and technology in future releases, including the expected availability of the new Nutanix Xi Leap availability zones and the new security compliance capabilities of Nutanix Xi Beam. These forward-looking statements are not historical facts and instead are based on current expectations, estimates, opinions, and beliefs. Consequently, you should not rely on these forward-looking statements. The accuracy of such forward-looking statements depends upon future events and involves risks, uncertainties, and other factors beyond our control that may cause these statements to be inaccurate and cause actual results, performance or achievements to differ materially and adversely from those anticipated or implied by such statements, including, among others: failure to develop, or unexpected difficulties or delays in developing, new products, services, product features or technology in a timely or cost-effective basis; delays in the availability of new Nutanix Xi Leap availability zones and/or new security compliance capabilities of Nutanix Xi Beam; the introduction, or acceleration of adoption of, competing solutions; and other risks detailed in our quarterly report on Form 10-Q for our fiscal quarter ended January 31, 2019, filed with the SEC on March 12, 2019. Our SEC filings are available on the Investor Relations section of the company website at ir.nutanix.com and on the SEC’s website at www.sec.gov. These forward-looking statements speak only as of the date of this press release and, except as required by law, we assume no obligation to update forward-looking statements to reflect actual results or subsequent events or circumstances.

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