企業の81%は、複数のパブリック／プライベート・クラウド・プロバイダーを利用しており、セキュリティとコントロールの統合に関する困難な課題が生じている。I&Oリーダーは本リサーチノートを活用することで、ハイブリッド・マルチクラウド資産全体にわたって有効となる、包括的なガバナンス戦略を策定できる。

主要な所見

・ハイブリッド・マルチクラウド環境には、そのままでは相互運用できない多様なテクノロジが含まれる。クラウド・センター・オブ・エクセレンス (CCOE) を通じて開発／保守される統合アーキテクチャがなければ、効率的なガバナンスは不可能である。

推奨事項

・ハイブリッド・マルチクラウド環境のガバナンスの必要性について合意を得て、資金調達における障壁を克服することで、成功の基盤を構築し、行動を起こす権限を獲得する。

戦略的プランニングの仮説事項

・2026年までに、複数のクラウド・プロバイダーを利用しており、ハイブリッド・マルチクラウド環境の一貫したガバナンス戦略を導入していない企業では、セキュリティ・インシデントが25%増加し、コストが45%上昇する。